余暇進が令和7年1月度部会、DK-SIS白書のデータを用いた最新動向を解説
遊技通信2025年2月14日
一般社団法人余暇環境整備推進協議会(余暇進、佐藤正夫代表理事・会長)は1月28日、令和7年1月度理事会・部会をAP虎ノ門会議室とオンラインで開催し、150名が参加した。
今回の部会では、ダイコク電機株式会社の片瀬宏之DK-SIS室長を講師に招き同社DK-SISのデータを用いた最新動向について講演が行われた。
近年は遊技機の種別区分であるパチンコとパチスロ営業ではスマートパチスロ登場以降、パチスロを増台しパチンコを減台する店舗が増えていると指摘。しかしパチスロを増台した店舗を見ても、その営業状況は一様ではなく、パチンコを減台したものの、パチンコ営業の成績自体は伸ばしている店舗があり、それら店舗に見られる特徴についても解説した。
個別遊技機の稼動状況から、遊技客に支持されるゲーム性のトレンドについても話があり、パチンコはラッキートリガー(LT)登場でスペック区分として中程度の確率帯であるライトミドルが伸長してきていることや、パチスロのスマスロは登場機種数が増えている分ヒット機種が出づらくなっているほか、遊技客視点による出玉バランスが優れている機種が支持を集めているとして遊技機選定のポイントも語られた。
パチンコ営業についてはさらに掘り下げた内容の分析も紹介され、個別機種が持つ種々の特徴に対する遊技客毎の使用金額の分布等の詳細を示し、前述したライトミドルのLT搭載機で成績が伸長している要因を解説。例えば2万円使用した際の大当り体験率と出玉性能をライトミドルよりも大当り確率が辛いハイミドルタイプやハイタイプと比較すると、ライトミドルでLT搭載機が遊技客にとって魅力的な状況にあると説明。
これら営業の現状について話したうえで、片瀬氏は2025年のパチンコ機でLT3.0と呼ばれるゲーム性が現在メーカー各社で開発が進められていることに言及し、「今後パチンコにおいても一部、パチスロのようなゲーム性を持った機種が可能となりパチンコのゲーム性の幅が大いに広がります。遊技機メーカーの方々には出玉性能ばかりではなく、ゲームの展開を予想できる楽しい、面白い遊技機を是非開発されることを期待しています」と述べた。