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パチンコ業界ニュース

日工組のインバウンドブース詳報|みんなのパチンコフェス2024 アミューズメントジャパン2025年1月27日

日本遊技機工業組合(以下日工組)は昨年11月、都内のベルサール秋葉原で大規模ファンイベント『みんなのパチンコフェス2024』を開催した。このイベントでは、初めて訪日外国人に向けてパチンコをアピールするインバウンドコーナーを設置して魅力を発信した。イベント当日の様子をお伝えする。

新型コロナウイルス感染症のパンデミックが終息して、再びインバウンドが脚光を浴びている。2024年のインバウンドは過去最高ペースで推移し、24年11月末時点で旅行者数3500万人、旅行消費額8兆円が視野に入っている。政府は30年に外国人旅行者数6000万人、旅行消費額15兆円を目指す考えを示していることから、今後もインバウンドが増加することが予想されている。

日工組では、減少する遊技人口の打開策の一つとしてインバウンドに着目して23年末から取り組みを始めた。外国人観光客にパチンコを楽しんでもらう施策を進める中、日本遊技関連事業協会(以下日遊協)に協力を依頼して、『みんなのパチンコフェス2024』で1階試打コーナー内にインバウンドブースを設置。外国人にパチンコ体験を提供した。

体験機として用意したのは、『スマートぱちんこ ソードアート・オンライン』(京楽産業.)、『P化物語 199ver.』(サミー)、『Pシュタインズ・ゲート ゼロ』(ニューギン)、『Pとある科学の超電磁砲2』(JFJ)、『e Re‥ゼロから始める異世界生活 season 2』(大都技研)の5機種で、調査会社が実施した「外国人が選ぶ人気アニメランキング」の中から遊技機とタイアップしている上位5作品をピックアップして選定した。

当日は日遊協などの所属ホールから外国語が堪能なスタッフ5人と通訳スタッフ20人の協力のもと、日工組インバウンドチームとして外国人観光客にパチンコの魅力を伝えた。その際、より簡潔に遊技方法や楽しむポイントが伝わるように、英語のパチンコガイドブックと、パチンコ用語や想定問答を記載したトークスクリプトを用意して当日に臨んだ。

会場では呼び込みスタッフが秋葉原の会場前を歩く外国人観光客に声掛けを行い、受付を経てインバンドエリアに誘導。待機列で待ってもらい10分の遊技体験をしてもらった後、アンケートと記念撮影を促す流れで進んだ。集客手法として日本らしさのある、ちんどん屋や地図ポータルサイト「NAVITIME」の外国語路線図のリーフレット、外国語のイベントホームページなどを用意。パチンコ体験者でアンケートに協力してくれた人には、てぬぐいや扇子、ぐいのみの和のお土産をプレゼントした。


インバウンドブースは10時30分から17時30分まで活動。結果として、受付218人、遊技体験者177人、アンケート協力者172人という成果を上げた。嬉しい悲鳴として、予想を上回る混雑が起きたため、3度呼びかけ・受付を停止。常に10人前後の待機列ができるなど、業界のインバウンドの取り組みに光が見えた。

外国人観光客に話を聞くと、「一度遊んでみたかったけど、やり方が分からなくてあきらめていたら体験イベントをやっていると知って参加した。短い時間だったけど楽しかった」「たくさんの人が並んでたから面白そうと思って参加しました。パチンコはよく街で見かけるので一度やってみたいと思っていました」など、以前から興味はあったが体験する機会がなく、イベントを通して遊べたことを喜ぶ声があがっていた。

アンケート結果でも、遊技体験者の81%が再遊技の意向を示し、液晶演出やゲーム性に関心を持ったことが分かった。今後の課題として、多言語サポートやシンプルなゲーム性、短時間で遊べる遊技機の開発なども意見があった。どの項目も改善可能でインバウンドの取り組みに期待が持てる内容だった。日工組では今後も精力的にインバウンドの取り込みに取り組む予定。日本の文化であるパチンコに興味を示す外国人観光客は少なくなく、いかに接触機会を増やして体験してもらうかが鍵になりそうだ。

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