大遊協が総代会、依存防止対策の継続推進と適正な賞品提供を徹底
遊技通信2024年6月29日
大阪府遊技業協同組合(大遊協、平川容志理事長)は6月25日、令和5年度総代会を大阪市内のシェラトン都ホテル大阪で開催した。
総会の来賓には大阪府警察本部 生活安全部から小林洋一部長、平山信幸保安課長、林秀行保安課長補佐が出席し、来賓挨拶では小林生活安全部長が業界へのお願いとして依存・のめり込み防止対策、適切な賞品提供の2点について講話した。
依存防止対策については、大阪はIR整備計画の認定を受ける特殊な事情もあり、パチンコはギャンブルとは一線を画しているものの、社会の要請を意識しつつ現在行っている取組みを継続してさらに進化させるよう求めた。
また賞品提供については、賞品の提供方法に関するガイドライン策定の趣旨について「賞品の多様化に留まらず、提供方法によっては規制に反するおそれがあることから、規制を遵守した賞品提供を明確にしたものである」として、策定の趣旨とその内容を周知徹底するとともに、ガイドラインに基づいた適切な賞品提供を行うよう要請した。
これを受けて挨拶した平川理事長は、賞品の提供方法に関するガイドラインが制定された趣旨を踏まえ、適正な運用に努めていくとした。依存防止対策の取組みについても、大遊協の組合員ホールで自己申告・家族申告プログラムの導入とともにパチンコ・パチスロアドバイザーを全ホールに配置して対応。また昨年6月には都留文科大学の早野教授を招いてギャンブル等依存症問題に関する講演会を開催してスキルアップを図ったとしながらも、「業界の依存問題への取組みが社会の関心事であるのも事実のため、引き続き真摯に取組みを進めていく」と述べた。
さらに、適正な広告宣伝に関する取組みについても広告宣伝ガイドラインの情報提供システムなど迅速な対応に努めているとした。
議事では上程案件をすべて可決承認し、議事の後は退任理事に対する感謝状贈呈、令和5年度「暴排・防犯・少年非行防止」活動優良支部表彰が行われた。