米国でIPOおよび上場の申請提出 リベラ・ゲーミング・オペレーションズ
アミューズメントジャパン2024年3月29日
「ジャラン」などのブランドで関東を中心にパチンコホール11店舗を展開するリベラ・ゲーミング・オペレーションズ(東京都)は3月15日、普通株式のIPOに係る登録届出書を米国証券取引委員会に公開提出した。
上場予定市場は、中小型株やETF(上場投資信託)、オプション取引などを中心に取り扱っているニューヨーク州の証券取引所「NYSE American(ナイス アメリカン)」で、ティッカーシンボル(銘柄識別コード)は「LBRJ」。
AJの取材に対し、永森豊隆代表は「これにより資金調達できたら、主としてパチンコホールのM&Aと新店舗開発資金にし、一部は子会社リベラ・リアル・エステート・マネジメントの事業である不動産開発資金に充てる予定」とコメント。
同社グループは現在、2025年3月の開業に向けて岩手県奥州市で室数40室規模の温泉旅館の開業準備を進めているほか、すでにフィリピンでの不動産投資や米国でのスタートアップ企業への出資などの形で海外事業に着手している。今後の事業展開については、「具体的に決まっていることはないが、機会があれば海外での何らかの事業展開、もしくは海外の事業を日本に持ち込むようなことできればいいと思っている」と言う。
リベラ・ゲーミング・オペレーションズはもともと永森商事の社名で富山県を拠点にしていたが、2020年に埼玉県のホール企業フォーシーズン、サイワショップなどをM&Aし5店舗を取得。同年11月、商号を現社名に変更するとともに本社を東京に移転した。以降、2021年に「イーグルR-1浅草店」(台東区浅草)、2023年に「オータ若葉駅前店」(埼玉県鶴ヶ島市)、「コトブキホール」(東京都板橋区)を継承している。
文=田中剛(アミューズメントジャパン)