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未来につながる展示会とセミナー開催|ダイコク電機 アミューズメントジャパン2024年2月16日

ダイコク電機は2月14日と15日、都内の品川プリンスホテルで新製品展示会およびDK-SISセミナーを開催した。この催しは東京会場を皮切りに、大阪、名古屋、博多でも異なる日程で行われる。

東京会場では、終日設けられた展示会場の隣室で午前と午後の定刻にセミナーを開講した。冒頭には栢森雅勝社長が挨拶。「展示会ではスタッフの負担を減らすことやスマート機時代における賑わい感を創出すること、ファンの楽しみ方を広げることなど、未来に向けた提案を行っている。一方のセミナーではライブ感のあるアンケートに協力してもらいながら、一緒に未来について考えていきたい」と述べた。


続くセミナーでは、MIRAIGATE-SIS統括部の服部祐治上席講師が登場した。セミナー内容は各会場・各回ともに同一。午後の部では片瀬宏之首席講師が登壇するなど、同部のメンバーが持ち回りで講師を担当した。

2023年の年間業績では、アウト、売上、台粗利が前年割れしたパチンコに対して、パチスロのアウトが過去に例がないほどに伸長した。服部上席講師は「パチンコとパチスロの明暗が分かれた1年。スマスロの影響が圧倒的に大きく、4円パチンコに肉薄する20円パチスロの台数シェアは24年内に逆転する」と見通した。

4円パチンコの業績はこのまま下落するのか。服部講師は玉粗利がインフレ状態にあるままでは、26年にはアウトが8400個、売上が1万5900円、玉粗利が0.34円になると予測した。しかし改善策「チャレンジ2026」を講じることで、アウト1万3800個、売上2万6100円、玉粗利0.23円を目指せると説いた。

セミナーではライブアンケートが適宜行われた。受講者は配布資料内のQRコードから自身の考えを入力。例えば「チャレンジ2026」の概要が伝えられた直後は、「実現可能」が15%に留まる一方、「アウトが不可能」が30%、「玉粗利が不可能」が16%、「アウト・玉粗利とも不可能」が39%と、否定的な感想が大半を占めた。しかし服部講師が具体的な戦略と戦術を解説したあとでは、受講者の考えは変わったようだった。

展示会場では、製品ラインナップに追加された新製品に多くの注目が集まった。一つ目の新製品は、業界最大・最高画質、13.3インチフルHDの台毎液晶端末『REVOLA Ⅱ』(レボラツー)。スタッフの呼出しボタン以外の部分がすべてタッチパネルとなったほか、高度化するゲームフローのどの状態に遊技者が滞在しているかを示す「ゲームフローナビ機能」を実装した。

二つ目は、島上に設置するデータランプ『DUALINA』(デュアリナ)。業界最大のド迫力ボディで、出玉量や盛況感をアピールする。

三つ目は、パチンコホール特化型のノイズキャンセリングイヤホン『Wellph』(ウェルフ)。既存インカムのイヤホン部分と取り換えるだけで、スタッフの耳にかかる負担を軽減する。SNSで大きな反響を呼んでいるという。

このほかにも参考出品として、出玉感・盛況感を表現するAR玉箱サイネージ『OREMO』(仮称)を展示した。特殊なカメラで撮影した島内のリアル映像に、AR技術による玉箱演出を合成。大型液晶モニターに映し出す。リアルな玉積み以上の表現方法は、来場者の視線を釘付けにした。

今後のスケジュールは、2月21日と22日にスイスホテル南海大阪(大阪市)で、2月28日に名古屋東急ホテル(名古屋市)で、3月6日にホテルニューオータニ博多(福岡市)でそれぞれ開催される。

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