新理事長に嶋田氏 広告大賞も発表|PAA 第7回社員総会
アミューズメントジャパン2023年12月12日
ぱちんこ広告協議会(PAA)は11月29日、TKPガーデンシティPREMIUM品川で第7回社員総会を開催した。
役員改選により新理事長に嶋田崇氏を新任。嶋田理事長は冒頭の挨拶で「新たなPAAの発展と業界活性化に全力を尽くしていきたい。我々の活動は透明性と倫理性を大切にし、信頼を築いていくことが大切であると考えている。みなさまのご協力を得ながら、健全なぱちんこ産業の広告を作り上げていきたい」と意気込んだ。また理事にはパック・エックスの中村祐希氏が新任した。
2部構成の記念セミナーは、PAAアドバイザーを務めるエンパチ総研の茂木欣人氏が「広告宣伝の現状まとめ」と題し講演。2部では岡崎翼理事と全日本学生遊技連盟の浪岡将史理事、宍戸大祐理事が「学生100人に聞いてみた♪」と題し、同連盟が学生に対して行った調査結果をもとに使用頻度が高いSNSやパチンコを始めたきっかけなどについて掘り下げた。
続いて、第2回PAA広告大賞の表彰式を開催。今回のテーマは「パチンコ・パチスロの新たなイメージの創出」で、全5部門の大賞を発表した。全部門から選ばれるグランプリに輝いたのは、株式会社ジュリアジャパンのデザイナー・岩井徹さんの作品「楽しさの扉」。岩井さんは受賞後のスピーチで「コピーがまさに作品のコンセプトで、パチンコ店に行ってみればその楽しさがわかるというのと、いろんな世代の方とコミュニケーションをとれるという意味でも、扉を開いて未来につながっていければと思う」とコメントした。
社員総会終了後の懇親会には、警察庁生活安全局保安課の山下大介係長が出席。同松下和彦課長の挨拶を代読した。
挨拶では「オンラインカジノをめぐる問題やIR区域整備計画が認定される中で、パチンコへののめり込み・依存問題は依然として高い関心を集めている」とする中、PAAに対しては「独自に策定したガイドラインに基づく適正な広告・宣伝の推進のほか、広告・宣伝の在り方に関する調査・研究の実施や学生向けの依存問題勉強会の開催など、幅広く業界の健全化に尽力している」とこれまでの活動を評価。「業界自らが問題意識を持って取り組むことが重要と考えているところ、貴協議会がその中で大きな役割を担い、推進することを期待している」と締めくくった。
文=アミューズメントジャパン編集部