タツミコーポレーションがiPadでアイドルを楽しめるPB機を発表
アミューズメントジャパン2023年9月19日
ミクちゃんガイアなどを展開するタツミコーポレーションは9月16日、大阪市内でDAXLE製プライベートブランド機『スロット 推しスロ アイドルバージョン』の発表会を開催した。同社は3年前から、神戸を中心に活動する4人組の女性ユニット「Goo“t”Crew」(グットクルー)のアイドル事業を展開、本機は彼女たちとのコラボ機として開発された。
純増3.1枚のATタイプ。液晶非搭載機だが、遊技機から回転数や小役、ボーナスなどの情報を一度クラウドサーバーにアップロード、別付けで筐体上部などに設置したiPadに情報を戻し、画像や楽曲などを配信する「NEW AGE システム」を実装した。
プレイヤーは、「推しメン」(自分が推すメンバー)や楽曲を選択することができ、自分のイヤホンをiPadにBluetoothで接続し、好きな音量で聴くことも可能だ。現在同機に搭載されているのはグットクルーだけだが、近く3つのアイドルユニットも追加、将来はさらに増やし、コンテンツを充実させていく予定だ。
50Gごとにガチャが発動、推しメンの排出率がアップしてアイドルのトレカデータを取得できる。プレイヤーは自分のスマホでログインして、トレカをコレクションすることが可能だ。ガチャはレア役を契機にした高確率状態にあれば、レアカードを取得する確率がアップする。
設定3〜設定5はいずれも出玉率が100%だが、設定3はRB・BB・スーパーBBのバランス型、設定4はRB・BB堅実型、設定5はRB・スーパーBBの挑戦型となっている。設定1は出玉率94.8%でチャリティBのみ、設定2は99.6%で等倍Bのみが出現する。
150G(ガチャ3回目)の規定ゲーム数消化で、必ずATに突入する。50枚あたりのベースは52.1Gで、設定2〜5は、平均して3000円分遊んで3000円分の賞品が戻ってくるようなイメージだ。チャリティモードのみプレイヤー側が500円程度の負けという設定で、店舗側の収益は日本盲導犬協会への寄付など社会貢献活動に使われるほか、参入アイドルグループへの分配を予定している。
タツミコーポレーションの李 煥辰社長は、「勝ちにくいが、負けにくいパチスロ。射幸性を最大限まで排除した。ATが当たるまでの時間が概ね読めるので、待ち合わせまでの短い空き時間など、これまでと違ったシーンで打てる。従来とは違った価値を創造できる遊技機だと考えている」と同機を紹介した。
『スロット 推しスロ アイドルバージョン』は、近日中にミクちゃんガイア1店舗に導入の予定。下のフロアにはグットクルーをはじめ参入アイドルグループのグッズなどを置いたカフェも開業する。
文=アミューズメントジャパン編集部