安田屋が柏市と災害協定を締結
アミューズメントジャパン2023年9月7日
関東圏でホール23店舗を展開する安田屋(東京都)が、千葉県柏市と「災害時等における施設並びに設備の使用に関する協定」を締結した。9月5日に協定調印式が行われ、同社の山下信浩社長が太田和美市長と協定の締結書を取り交わした。
協定内容は、災害時に『やすだ柏店』(柏市)の立体駐車場(300台収容)を避難場所として提供するほか、蓄電池を基に電源を提供するもの。一度に使える電力は1500W~1600W×2回路。1時間に約1000台のスマホを同時に充電できるほどの量だ。
今回の協定は、22年12月に同店が全面建て替えでグランドオープンする際に「普段使用している設備を災害時に活用できないか」と考え、安田屋が柏市に相談したことから実現した。
太田市長は「今年5月の石川での震度6強の地震や8月の台風7号など、災害が多発している。柏市でも6月に台風2号の接近で浸水や道路冠水などの被害があったばかりで、災害対策の大切を身に染みて感じたばかり。災害時に尊い命を守るための避難場所が増えるのは大切なこと。柏市では車でペットと一緒に避難する市民のサポートにも力を入れたいと考えているので、安心して車を停められる場所が増えることは非常にありがたい。また災害時に停電が発生した際の電力問題は、私たちにとっては大きな課題。蓄電池による電力支援を受けられることは大きな助けになる。柏市民の安心・安全に大きく寄与すると思う」と感謝の意を述べた。
文=アミューズメントジャパン編集部