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和歌山県遊協が通常総会、社会貢献大賞の受賞を発表 遊技日本2023年6月1日

和歌山県遊協は5月31日、和歌山市内のホテルグランヴィア和歌山にて第58回通常総会を開催。議事では、2022年事業報告並びに2023年度事業計画など6議案が審議された。続く第二部では一般社団法人パチンコ・パチスロ社会貢献機構より社会貢献大賞を受賞したことを発表。優良従業員表彰も行われた。

第一部、議事運営での事業報告書によると、2022年末における組合員の店舗数は前年同様の64店舗と横ばいだったものの、遊技機設置台数は3万170台と、前年より1,193台増となり10年ぶりで増加に転じた。また和遊協不正防止対策委員会では(株)ジーティネット職員とともに遊技機に対する立入検査の実施実績や、社会福祉法人和遊協社会福祉事業協力会での助成実績、パチンコ・パチスロのめり込み防止に向けた取り組みなど、合わせて10に及ぶ2022年度の取り組み実績が報告された。また2023年度の事業計画(案)として、パチンコ・パチスロファンの回復・拡大の推進、広告宣伝への適切な対応、積極的な社会貢献活動などが基本方針として示された。

第二部では社会福祉法人和遊協社会福祉事業協力会が、一般社団法人パチンコ・パチスロ社会貢献機構から社会貢献大賞特別永年活動顕彰の受賞が決定している事を報告。感謝状及び記念品が贈呈される役員は中川明美元副理事長、南憲男監事、南憲二元理事の3名である事も併せて発表された。和遊協社会福祉事業協力会は平成2年8月に設立し33年目を迎えた。これまで取り組んだ助成の累計は延べ1,613件、総額6億5,260万円に及ぶ。次に優良従業員への表彰では、LOVE延時店の真鍋徹さん、LOVEの田中裕次さんが優良従業員として表彰され、代表して真鍋さんが表彰状と記念品を受け取った。

続く理事長挨拶では金貴如理事長が登壇し「業界は今、たくさんの問題を抱えている。アフターコロナに向けていよいよ動き出す中で、諸問題を一つ一つ解決していかなければならない。その一つの力として組合活動を通して諸問題を解決していくことを、今期、来期に向けて、また産業の未来に向けて動いていきたい」と意気込みを語った。

来賓祝辞では、和歌山県岸本周平知事の祝辞を和歌山県商工労働政策局長の大川伸也氏が代読し「日頃から車内放置等の事故防止や依存症問題に向けた活動、福祉施設の助成事業などその取り組みに深く感謝している。令和4年の緊急事態宣言発出時、パチンコ・パチスロ店は3密が発生しやすい場所として取り上げられ、県内すべての店舗で臨時休業いただいた。その後も業界への風評被害の中、貴組合においてガイドラインを作成いただき、消毒、検温や台間ボードの設置など徹底した感染防止対策を行い、また県に対しても大量のマスクを寄付していただいた事を今、思い起こしている。それもようやく5月より新型コロナウイルスは5類に移行し、台間ボードも順次撤去されていると聞く。今後も身近で手軽な大衆娯楽として誰もが安心して楽しめる環境作りに取り組んでいただきたい」と感謝を伝えた。

続いて和歌山県警察本部生活安全部長の岸谷孝行氏が登壇。岸谷孝行生活安全部長は「貴組合では平素から防犯カメラの設置、社会福祉事業の助成など地域社会の発展に多大な貢献をされている。またパチンコ宣伝広告のあり方、依存症防止対策、更なる社会貢献活動の推進など様々取り組みいただいているが、今後とも引き続き、適法適正な遊技環境へ向けた業界全体の取り組みに期待している」と祝辞を述べた。

総会終了後には3年ぶりに懇親会も開催。冒頭に金貴如理事長が挨拶し、来賓で出席した和歌山ヤクルト販売株式会社の衣川恭司社長の乾杯の音頭で盛大に開会した。

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