余暇進が1月度部会、ダイコク電機DK-SIS室の片瀬室長がホール営業の近況を解説
遊技通信2023年2月23日
余暇進(佐藤正夫代表理事・会長)は1月31日、1月度の部会と理事会をオンラインと会議室の併催で行い、部会ではダイコク電機の片瀬宏之DK-SIS室長が、昨秋のスマスロ登場から直近の正月営業までのホール営業の近況などについて講演した。
冒頭に挨拶した佐藤会長は、先般警察庁が発出した広告宣伝に関する通達について「適切な広告宣伝活動を通じた業界のイメージアップと集客につながることを期待する」と述べ、スマート遊技機関連については「スマスロ登場によりパチスロが注目を集めており、スマパチの導入も控えている。これら変化の機微を上手に捉え、市場が活性化することを望みたい」と語った。
講演で片瀬氏は、ダイコク電機の「DK-SIS」からみる年末年始商戦の状況をパチンコ・パチスロ別、貸玉料金別で紹介し、また同様の項目で月間業績も説明した。前年との比較も示した上で、パチスロは業績が伸びている一方、パチンコは遊技時間粗利が過去最高を記録し、今後業績が凋落する兆しがビッグデータに現れていると示唆した。その詳細についても各種情報や角度を変えた視点の考察からパチンコ運用の状況を解説しつつ、課題といえるポイントを解説した。
一方、パチスロについては6.5号機とスマスロの運用状況について、全体の導入状況の紹介、および設置台数比率の違いによる業績変化を説明した上で、パチスロの運用については既設の6.0号機~6.4号機を用いた上手な入替えを心がけてほしいとアドバイスした。このほかパチスロの機種別評価を考察する上での重要なポイントについて、ダイコク電機の「Market-SIS」「Xai-FACE」による分析情報も交えながら紹介した。
終わりに片瀬氏は「勢いのあるパチスロは6.5号機とスマスロのシェア増加、パチンコはアウトを落とさない戦略の実行(よりシビアな機種選定、機種選定による遊技時間粗利の改善など)が業績に大きく影響する流れにある」とまとめた。