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パチンコ業界ニュース

4月のホール企業採用熱、前月のほぼ横ばいで推移 遊技通信2022年5月20日

パチンコ業界に特化した人材採用支援を行うパック・エックスが、ホール企業の採用意欲について毎月まとめている「パチンコホール企業の転職市場状況」によると、2022年4月の採用ニーズは前月からほぼ横ばいで平均値1.0だったことがわかった。同社の滝沢統括マネージャーは「2022年ここまでの採用ニーズは前年とほぼ同じような推移となっており、依然として『数』の確保よりも『質』を求めた動きがメインである」とし「新型コロナの国や自治体の対応に伴うホール運営への懸念が良い意味で薄れていくなかで今度はウクライナ危機に伴う物価上昇、ヒトの消費行動への懸念などコロナ禍以前から続く半導体不足も含め明るい材料が見えにくい状況もあり、課題にあわせた即戦力採用のニーズは今後も高まりそうだ」と述べている。

「パチンコホール企業の転職市場状況」はパック・エックスが独自に算出している指標。数値が平均値1よりも高いとパチンコホール企業の求人が多いということになり「採用熱が高い」ことを、平均値1よりも低いと求人が少ないということになり「採用熱が低い」ことを示す。

市場では、名古屋のホールで初の「がんリスク判定検査」が実施された。4月29日と30日の2日間、遊技機部品の企画・開発・製造を軸に各種新規事業を展開する森創とホール企業、京楽と善都が連携して検査会場を提供し、名古屋市北区の「ZENT名古屋北店」と中区の「サンシャインKYORAKU栄店」には会期中両店合計で402名が参加した。参加者の中には普段パチンコ店に立ち寄ることが無いという人もいたが、パチンコに興味の無い人がホールに立ち寄る切っ掛けになり、業界のイメージ向上にも繋がるだけに、こうした取組みが全国に広がっていくことが期待されている。

転職市場の今後について滝沢統括マネージャーは、「採用市場の全体感でいえば売手(求職者)優位の状態が続いており、2022年4月、当社における転職支援の現場において他業種とバッティングしたケースは7割程度と高い状態が続いている」とし「業界採用ニーズが基準値1付近を推移する状況において『共食い』となるケースは多くはないが、業界が求める即戦力の期待できるスキルを有する人材は他業種においてもニーズがあり、早めの仕掛けの重要性はさらに高まるだろう」と述べている。

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