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パチンコビレッジが年間の遊技機販売実績を集計 遊技通信2021年12月20日

パチンコビレッジは12月17日、都内東上野の上野ターミナルホテルで2021年の遊技機販売実績についてプレス向けの発表を行った。
 
同社の独自調査による集計によると、納品日をベースとした2021年の販売台数はパチンコが110.5万台で、一方のパチスロが64.7万台だった。前の年の2020年における販売台数はパチンコ・パチスロともに過去最低を記録し、パチンコは過去10年で初めて100万台を割り込んだが、2021年は対前年比116%となり2年ぶりに大台を確保。パチスロは前年比161%で4年ぶりに60万台以上に回復した。同社では、「2020年はコロナの影響で休業も多く入替えが進まなかったが、2021年は旧規則機の計画的な入替えが進んだことが増加の要因と考えられる」としている。  
 
機種別では、パチンコは「Pスーパー海物語IN沖縄5が8万8,000台でトップ。以下、「PAスーパー海物語 IN 沖縄5 with アイマリン」6万4,000台、「PA大海物語4スペシャル Withアグネス・ラム」4万6,000台と、三洋物産の海シリーズが上位を独占した。パチスロは、「SアイムジャグラーEX」8万7,500台、「マイジャグラーV6万台、「ファンキージャグラー23万台で北電子のジャグラーシリーズが上位を独占。パチンコ、パチスロともに設置台数の多いシリーズで検定や認定切れに伴う入替の需要に対応した結果が示された。
 
また、メーカー(グループ)別では、パチンコは9種類の「海シリーズ」のほか、「大工の源さん 超韋駄天シリーズ」の増産や新たなライトスペック販売を行った三洋グループが全体の3割を占める36万1,500台でトップ。2位SANKYOグループ(17万9,000台)、3位ニューギングループ(9万5,000台)、4位サンセイアールアンドディ(9万台)、5位京楽産業.グループ(7万8,000台)と続いた。パチスロは1位北電子(18万8,000台)、2位ユニバーサルグループ(9万2,500台)、3位サミーグループ(7万2,500台)、4位オリンピアグループ(5万4,500台)、5位大都技研グループ(4万6,500台)だった。
 
発表会ではさらに、同社の村岡裕之代表が2022年の業界販売実績予想を行い、スマートパチンコ、スマートパチスロの登場時期などの読めない要素があるものの、新規則機への入替えがすでに進んでいるパチンコはふたたび100万台の大台を割り込む可能性があることを指摘。一方のパチスロは「期待ができる機械が盆商戦前に登場すれば、今年並みか今年以上の販売になるかもしれない」とし、「来年夏頃までは部材不足の影響を受け低調に推移する可能性が高いが、パチスロの自主規制緩和による遊技性の向上などに期待を寄せ、業界全体が明るい1年になることを願っている」と述べた。

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