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日本企業がカンボジアでビンゴカジノを開業 アミューズメントジャパン2020年2月3日

ビンゴゲームでカンボジアのカジノ市場に日本企業が参入した。IoT製品開発やスマホゲーム開発を行うアクロディア(東証2部上場)が、子会社パシフィック・デルタ・ビンゴ社の運営で、カンボジア・バベットのROXY CASINO内にビンゴハウスを1月23日に開業した。

「ROXY CASINO BIINGO」はカンボジア初のビンゴホール。アクロディア(堤純也代表)が、東南アジア圏でゲーミングビジネスの経験を有するホートラム・ジャパン(伊達智行代表)と共同で進めてきたプロジェクトで、施設はアクロディアの子会社パシフィック・デルタ・ビンゴ社が運営。開業したのはバベットの国境のすぐ目の前にあるカジノホテル「ROXY HOTEL & CASINO」内。

アクロディアはスマホゲーム「サッカー日本代表ヒーローズ」(日本サッカー協会公認)などで知られる開発会社だが、自社開発のオンライン・ビンゴシステムを保有しており、これをインストールしたタブレット端末をこのビンゴホールで運用し収益化すると同時に、東南アジア圏にシステムを販売していくためのショウルーム的な役割も担うという。

ビンゴは透明な箱の中を飛び回っているビンゴボールを一つずつ取り出して、そのボールに書かれた数字を読み上げていく。1分間に約7ボールを読み上げるペースだ。客はビンゴホールに来ると、まず窓口(キャッシャー)でビンゴカードを買う。1ゲーム当たりビンゴカードを何面(単位はフェース)購入するかを選ぶ。施設によって異なるが、ソフトオープンということもあり、ここでは1枚、2枚、4枚、6枚から選べる。当然ながら6枚綴りを購入した方が当たる確率は高い。

日本のビンゴカードはミシン目があり穴を開けるが、ビンゴカジノではペンでチェックする。たいていのビンゴハウスは、ちょうどよい大きさにマークを押せるスタンプのような専用のインクを販売している。ROXY CASINO BIGOではあらかじめテーブル上に席数分のインクを用意し貸し出している。

ビンゴが揃ったプレイヤーが出た時点でゲームは終了。次のゲームに進む。10回のゲームがひとつの単位。そのためビンゴカードは1ゲーム目から10ゲーム目までのパッケージになって販売される。「ビンゴ」の形(配列)は様々で、ゲームごとにどういう形が「ビンゴ」なのか前方のモニターに表示される。

ビンゴはアメリカ、グアム、フィリピン などでポピュラーなギャンブル系レジャー。アメリカでの市場規模は21億USドルで、ギャンブリング市場の約13%を占めているという。フィリピンには1990年代になってから導入され、現在では約130軒が稼働している。また近年、ヨーロッパでも市場規模が広がっているという。だが、ベトナムやカンボジアではビンゴはほとんど知られていない。テーブルゲームが大部分を占めるカンボジアのカジノに、新たな遊びを提案する。

(詳しくは月刊アミューズメントジャパン3月号に掲載)

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