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ぱちんこ広告協議会が11月の活動内容を報告 遊技日本2019年11月27日

ぱちんこ広告協議会(以下PAAと略)は11月27日、12月に開催される第3回社員総会・講演会の詳細並びに11月の活動内容についてリリースした。

第3回社員総会・講演会は、12月4日にTKPガーデンシティ品川(東京都港区)において14時(受付開始13時30分)から開催。講演会のプログラムは、①「JAROに寄せられる広告の相談・審査について(仮)」(日本広告審査機構 専務理事 山本一広氏)、②「国内IRの今後と、カジノの広告規制について」(日本カジノスクール 校長 大岩根成悦氏)、③「モーターボート競争における依存症問題の取組みについて」(全国モーターボート競走施行者協議会 総務部参事 川津大輔氏)となっている。

11月19日に開催された理事会では、大島理事長が、「新年度に入り各活動がスタートし予算調整などの段階にあるが、『これが実現したらさらに業界に貢献できる』と思い描きながら調整作業を行っている。12月4日の総会で、会員に詳細説明させていただきたい。また総会後の講演会は、広告を多角的に捉える充実したプログラム構成ができたと思うのでふるってご参加いただきたい」と挨拶した。

続いて篠原相談役から、他業界団体での依存対策要綱の承認状況や具体的な運用の検討、IR関連の政府の動きなどの情報が共有された。アドバイザーの茂木氏からは、依存対策の一つとして検討されている顔認証システムの導入実験の取り組み状況や、12月末を期限とする検定・認定切れ遊技機の廃棄処理がキャパオーバーする可能性があり、大きな懸念事項になっていることなどの話があった。

その他の報告事項として、PAAオリジナルサービス拡充の一環として企画中の「(仮称)PAA-AD Network(ぴーえーえー・あど・ねっとわーく)」について、PAA会員企業の利便性を図るフェーズから段階を経て事業展開し、広告チャネルの多様化と拡大を目指すという構想が説明された。

柳井猛晶参与は、日本広告学会第50回全国大会で、組織ルーティンに関する研究発表を行い、事例として遊技産業における広告の状況について報告した。PAA理事会において発表結果の報告をすると共に、総括として「遊技産業の広告は、『広告』の表面事が根本的な問題ではない。事業者は、遊技客に対して勝ちだけを求めるあたかもギャンブラーのような定義をあてはめていないか。また、『真の広告効果への追求』を怠っていないか」と提起した。一方で、「『射幸心』という難しいことを取りあつかう民間事業は、世界的にもあまり類をみないので、産業がこれまでに培った経験を大切にし、このことを正面から捉えることが大切ではないか。社会問題にも真摯に対応でき、事業として効果性を高め、多様で健全な産業競争を生み出せる『射幸性に係わる、持続可能なプロモーション・マネジメント』を構築することが重要である」と述べた。

また、新規入会会員として、 ㈱スラッチ(代表取締役:小寺信幸 本社:東京都東久留米市 業種:広告代理業 ホール向け販促物制作・販売他)、㈱アデックスデザインセンター(代表取締役:杉本一夫 本社:東京都千代田区 業種:広告・SPプロモーション、映像、イベント運営他)の入会が理事会で承認された。

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