都遊協、「不均衡な商慣習是正」決起集会中止に
グリーンべると2003年11月28日
東京都遊技業協同組合(原田實理事長)では11月26日、都内ホテルにおいて定例理事会を開催し、理事会後に予定していた「不均衡な商慣習の是正を求める会」の決起集会が急遽中止となった経緯などを報告、今後の対応などを検討した。
ミズホ製パチスロ機『ゴールドX』に関する一連の問題で、都遊協では9月より全日遊連傘下の各ブロックと歩調を合わせるかたちで「アルゼの責任を求める会」の結成を進めてきたが、その過程で、アルゼだけでなくメーカー全体に対して不均衡な商慣習を是正すべきとの組合員の意見などを反映し同会の名称を「不均衡な商慣習の是正を求める会」に変更して活動を展開していた。とくに同日の理事会終了後には会に賛同する会員を集めて決起集会を開催する予定だったが、11月19日に急遽、中止することとなった。集会中止の理由について道本専務理事は、
「11月18日の全日遊連執行部会において、名称はあくまでも「アルゼの責任を求める会」でなければならないとの意見が大勢を占め、名称の変更は了承されなかった。そのため今回の決起集会はやむを得ず中止することとなった」
と説明した。今後の対応については、全日遊連の各ブロックの動向を見極めながら検討することとし、『ゴールドX』による損害賠償請求等の訴訟を希望する組合員に対しては、全日遊連の弁護団の結成の機運を見ながら、必要な事務手続き等の支援をおこなうこととした。
理事会ではその他、遊技機の規則改正案について特別検討したほか、来年の都遊協春のファン感謝デーの幹事商社を三越とすることなどを決議した。