「既存の法律に触れない運営を考えたけど、やっぱり無理ですな」。東京都の石原慎太郎知事は13日の定例記者会見で、お台場での開催を目指した「カジノ大実験」を断念することを明らかにした。石原知事は99年の初当選直後からカジノ構想を打ち上げ、昨秋には都庁展望室でカジノ体験イベントまで開いていたが、法律の壁は崩せなかったという。
「ずいぶん研究した」という石原知事は、地域限定通貨を作り、カジノのもうけを地域の店で商品に交換できるカジノタウン構想を抱いていた。しかし、外部の意見なども踏まえて検討したところ、こうした現金を使わない仕組みでも刑法の賭博罪にあたるとされ、最終的に断念せざるを得なかった。
カジノ大実験は4月の都知事選で公約の一つに掲げ、大阪、神奈川など他の府県とも実現に向けた研究を進めていた。「雇用の増進や新しい文化・風俗の誕生につながり、景気に刺激になると思ったけど、だめだね」。ただし、カジノ構想そのものの撤回は考えておらず、今後は国に法整備を求めていく。
石原都知事、お台場カジノ大実験を断念
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