エムズマーケティングはこのほど、最新の「パチンコ景気動向指数(DI)調査」の結果を公表した。同調査はパチンコ業界の景気動向の判定を目的に四半期毎に実施しているもので、日遊協、MIRAI団体会員、その他の関係企業の協力のもと全国のパチンコ店経営企業を対象に、2026年9月10日~9月30日にかけて、ファックスとWEBアンケートで実施し、50企業90地域(地域数は重複あり)から回答があった。
報告書によると、過去1ヵ月の収益や売上・粗利などから判断される「全般的業況」は、前回から8.0ポイント上昇し15.6ポイントとなった。これで3期連続の上昇となったが、3ヵ月後は6.7ポイントに低下する見通しである。
事業規模別では「小規模事業者(1~3店舗)」が22.2ポイント(前回比49.5上昇)、「中規模事業者(4~10店舗)」が15.8ポイント(同15.8上昇)、「大規模事業者(11店舗以上)」が19.0ポイント(同3.0上昇)。今回の調査では、特に小規模・中規模事業者で顕著な改善が見られたが、3ヵ月後は全事業規模でマイナス圏まで低下する見通しとなっている。
「稼動状況」は「パチンコ」が▲48.9ポイント(前回比6.8上昇)、「パチスロ」は38.9ポイント(同6.0上昇)となった。3ヵ月後は「パチンコ」が▲52.2ポイント、「パチスロ」が38.9ポイントと、「パチスロ」の堅調な推移が見込まれる一方、「パチンコ」は依然としてマイナス圏で推移する厳しい見通しとなっている。
「資本投資気運(遊技機)」は6.0ポイント(前回比6.0上昇)となりプラス圏に浮上。3ヵ月後は16.0ポイントまで上昇する見込み。また、「資本投資気運(遊技機以外)」は12.0ポイント(同3.7低下)、3ヵ月後は10.0ポイントに低下する見込み。
今後3ヵ月間の営業施策について増減差で見ると、「遊技事業」は±0ポイント(前回比3.9低下)となった。「設置台数」は「パチンコ」が▲37.5ポイント(同0.2低下)となった一方、「パチスロ」は45.8ポイント(同0.7上昇)となり、引き続き両者の施策に大きな開きが見られた。「遊技機購入費」は「パチンコ新台」が▲22.4ポイント(同6.2上昇)、「パチスロ新台」が34.7ポイント(同20.7上昇)。「パチンコ中古機」は6.3ポイント(同14.1低下)、「パチスロ中古機」は8.3ポイント(同9.7低下)となった。「パチンコ」は設置台数・新台購入費ともにマイナス圏にあるものの、新台購入費は改善傾向が見られている。