日工組と日電協は9月8日、都内中央区の日工組会議室にて「パチンコ・パチスロプレスカンファレンス」を行い、パチンコの通常時フラグや4つの新カテゴリの説明、ならびに「みんなのパチンコ・パチスロサミット2026」への「遊びやすいパチンコ・パチスロ特設コーナー」設置や、2027年2月を「遊びやすいパチンコ・パチスロ導入強化月間」とすることなどを報告した。
冒頭、日工組の榎本善紀理事長は「日工組としてはこの8年間、時代に応じた進化に向けたゲーム性の拡大のため、様々な施策を行ってきた。今回、いわゆる“設定”と“通常時フラグ”という、大きく2つのことについて実現にまでこぎつけることができた。パチスロ優勢、パチンコ劣勢が続いてきたが、これらゲーム性の拡大にプラスして“スタート安定装置や”デカヘソ“などを組み合わせ、本来のパチンコである優しく楽しいパチンコを復活させたい。どう組み合わせていくか、ここからは各メーカーの知恵の見せどころだ。また今回、ユーザーに分かりやすく“4つの新カテゴリ”を設けた。この11月より、パチンコは新たに再出発する。その先駆けとして“みんなのパチンコ・パチスロサミット2026”へ遊びやすいパチンコ・パチスロ特設コーナーを設置し、そして来年2月には、日電協と一緒にパチンコは低射幸機、パチスロはBT機を中心とした機種を導入する強化月間とする。これをきっかけに、これからパチンコ・パチスロファンが増えることを望みたい」と挨拶。
続いて日電協の小林友也理事長は、「パチンコ・パチスロの今後の方針についてご説明したい。遊技業界はパチンコ・パチスロの2つが両輪となって成り立っている。どちらか一方が良ければいいというものではない。双方がともに盛り上がってこそプレイヤーの裾野は広がっていく。これを機にパチンコも盛り上がり、業界全体がさらに活気を取り戻すことに期待したい。最後に、今後ともBT機普及へ向けた“BT10”への応援も合わせてお願いしたい」と挨拶した。
次にパチンコの新機能「通常時フラグ」について、日工組技術委員会の清原賢二委員長がその概要と狙いについて説明した。最大の狙いは通常時のゲーム性の拡張。これまで大当たりを待つだけの時間になりがちだった通常時の幅を大きく広げ、毎変動に新たな期待感と楽しさを創出する。具体的には、通常時に特定の契機でフラグ抽選が行われ、次に移行する状態が決定される。その契機には規定ゲーム数消化、特定ハズレ図柄の表示や連続、大当たりや確変、時短終了時などがある。
これにより実現できる具体例を挙げると、例えばチャンス目停止で「前兆状態」へ移行したり、周期的にチャンスゾーンへ移行したり、またリセット後のチャンス、などがある。これらを組み合わせることにより、パチンコのゲーム性の幅は飛躍的に広がる。さらには、残念な場面もチャンスへつなげることが可能で、例えば大チャンスリーチのハズレでチャンスゾーンとなったり、RUSH終了後にCZ突入のチャンスとなったり、RUSH駆け抜けや単発大当りが連続するほどチャンスとなったりする仕様も可能となる。総括すると、今後は各メーカーの創意工夫により、想像を超えるかつてない多彩なゲーム性が生み出されていくこととなる。複雑になりパチンコらしさが失われないかという懸念も聞かれるが、従来のシンプルな機械に加え、新たな機能を持つ機械との2本柱で、活性化に大きく貢献するものと確信していると詳細を説明。既に通常フラグ機の適合も聞いているため、年内には順次導入される見通し。
次にパチンコの「4つの新カテゴリ」について、日工組理事で未来遊技機委員会の松下智人副委員長が概要と狙いについて説明した。ファンが性能や遊びやすさを直感的に分かりやすくするため、また自身のプレイスタイルに合わせ安心して遊技台を選択できるよう、日工組では4つの新しいカテゴリ分類を策定。これによって予算や時間に合わせ最適な機種を選べる環境をつくることにより、依存問題対策や想定とは異なるスペック誤認を防ぐのが目的だとした。
新カテゴリは「★ Lv.1 スーパーライト」「★★ Lv.2 ライト」「★★★ Lv.3 ミドル」「★★★★ Lv.4 ハイ」で、2026年11月より導入される機種よりメーカー公式の販促物では製品スペックの記載箇所に所定のロゴを配置、ホールでの案内もこのアイコンを使用して周知させ、過去に販売された機種の分類についても日工組Webサイトでカテゴリを確認できるようにする。この4つのカテゴリ分類の導入により、初心者から熟練ファンまで、全てのプレイヤーが迷うことなく自分に合った1台を見つけられるようになる。こうした施策で、業界全体でより透明性が高く安心できる遊技環境の提供に努めていきたいと説明した。
最後に「遊びやすいパチンコ・パチスロ導入強化月間」および「みんなのパチンコ・パチスロサミット2026」への「遊びやすいパチンコ・パチスロ特設コーナー」設置について、日電協の信田裕一郎副理事長が説明。2027年2月に日工組・日電協が共同で実施する「遊びやすいパチンコ・パチスロ導入強化月間」については、この1ヶ月間に各メーカーより投入される新機種について、低中射幸遊技機の販売を推進することを決定、パチンコは「★ Lv.1 スーパーライト」「★★ Lv.2 ライト」を、パチスロはBT機を中心に、ノーマルタイプや、またAT機の中でも比較的射幸性の低いもの、これらを優先的に販売していく。またこれを踏まえ、今年9月22日に開催される「みんなのパチンコ・パチスロサミット2026」へ「遊びやすいパチンコ・パチスロ特設コーナー」を設置することとした。こちらには、パチンコでは「★ Lv.1 スーパーライト」「★★ Lv.2 ライト」を20台、パチスロではBT機を20台設置し、こちらには未発表機種の出展も予定していると説明した。なお、このコーナーで試打しアンケートに回答していただくと、特別なグッズをプレゼントすることも予定している。
「通常時フラグ」「新カテゴリ」について詳しくは こちら






