マースエンジニアリングは9月3日と4日、東京・新宿区の同社本社ショールームで新製品の内覧会を開催した。業界初の『カードレスシステム』を中心に、次世代のホール営業を支える各種ソリューションを提案した。9月10日と11日には大阪会場(マースシステムズ西日本)でも内覧会を開催する。
『カードレスシステム』は、スマホアプリ『マースプレイ』と連携し、遊技から精算、景品交換までをカードレスで完結できるシステム。他業種で普及するアプリ会員機能をパチンコ店でも実現したものだ。
遊技客はスマホに『マースプレイ』をインストールし、新規会員はアプリから顧客情報を入力して登録、既存会員は会員カードとアプリを紐づけることで利用できる。遊技の際は、ユニットに表示されるQRコードをスマホで読み取るか、NFCタッチ機能を利用する。これにより、会員カードを持ち歩くことなく、スマホだけで遊技できるようになる。また、アプリでは複数の対応店舗を切り替えて利用できるほか、遊技履歴の確認や収支管理なども行える。
ホール側にとっては、スマートな遊技スタイルを提供できるだけでなく、アプリ会員の把握・分析をもとに、プッシュ通知による情報配信など、きめ細やかな販促施策が可能となる。会員カードの紛失・盗難などに伴うトラブル対応の負担軽減や、カード購入費用の削減などにつながる点もメリットといえる。
景品関連設備では、エヴォール景品払出収納庫シリーズとして、6レーン仕様の『EVO9660』と3レーン仕様の『EVO9630』を紹介した。両製品とも景品収納枚数は業界最大で、払出速度、在庫計数速度も業界最速を実現する。特に3レーン仕様の『EVO9630』は初登場となり、セルフ交換運用の拡大を見据えたコンパクト設計が特徴となっている。
さらに、エヴォールクラウドの新サービスとして、『イベント分析機能』や『チェーン店管理機能』『カードレス効果測定機能』などを発表した。エヴォールクラウドでは、スタッフが着用するスマートウォッチに差玉状況を自動通知する『差札業務機能』など、新たな機能もリリースした。
このほか、島上表示機『ルミノヴァ』や『スロット設定照合アプリ』、自動販売機と接続できる『エヴォールカードリーダー』などを展示した。
さらに、9月17日と18日には、『2026マースWebセミナー』を実施する。同社営業企画部の山本貴大氏が、スマート遊技機の現状と今後の動向をMSD客層データから読み解くほか、内覧会で披露した新製品などを紹介する。
業界初の『カードレスシステム』とスマホアプリ『マースプレイ』を発表。ユニットのQRコードを読み取るか、NFCタッチ機能で遊技することができる。スマホアプリ『マースプレイ』では、複数の対応店舗を切り替えて利用できるほか、遊技履歴の確認や収支管理なども行える。3レーン仕様の景品払出収納庫『EVO9630』(右)と景品交換&精算機。セルフ交換を見据えたコンパクトなサイズが特徴。内覧会初日の9月3日の東京会場(マースエンジニアリング本社ショールーム)。



