神奈川県遊技場協同組合(神遊協、伊坂重憲理事長)は6月19日、通常総会後に設立60周年記念祝賀会を開催した。式典では、記念事業として4つの支援事業を実施し、長年取り組んできた社会貢献活動をあらためて発信した。
冒頭あいさつに立った伊坂理事長は、神遊協が組合設立60周年を迎えたことに謝意を表明。50周年の際には、重い心臓病を抱えた幼児を救うため祝賀会出席者から募金を募り、心臓移植手術にかかる資金の一部を支援したことを紹介した。そのうえで、今回は60周年の記念事業として4つの団体・事業に支援を行うとし、社会貢献活動は厳しい経済状況の中でも長く地道に続けてきたものであり、今後も継続していくことが使命との考えを示した。
セレモニーでは、日本盲導犬協会、神奈川県交通安全協会、パチンコ・パチスロ奨学金(pp奨学金)、新日本プロレスリング社会福祉チャリティ事業の4団体・事業へ寄付金が贈呈され、各代表者が謝意を述べた。
日本盲導犬協会への支援事業では、同協会の金髙雅仁理事長(元警察庁長官)があいさつし、平素の支援に謝意を表明するとともに、「一頭でも多くの盲導犬を世に出すように努力してまいりたい」と述べた。ステージには盲導犬ユーザーの大沢郁恵さん、盲導犬のルルちゃん、マネージャーの松尾篤さんも登壇した。
神奈川県交通安全協会への支援事業では、小島伸治専務理事が、子どもや高齢者をはじめ県民を交通事故から守る活動に有意義に活用したいと語った。
pp奨学金への支援事業では泰青業務執行理事が、同奨学金は2017年に発足した給付型奨学金で、2025年までに延べ282人、総額1億3,000万円を給付してきたと説明。神遊協などの支援に感謝を示すとともに、2026年度は34人への給付を決定しており、今後も活動を継続していく考えを示した。
新日本プロレスリング社会福祉チャリティ事業への支援では、支援先プロモーターの株式会社創(小島恵美子代表取締役)に代わってプロレスラーの蝶野正洋氏が登壇。設立60周年を祝福し、新日本プロレスとパチンコ業界は長年にわたり親しい関係にあると説明した。今後の大会開催にも触れつつ協力に謝意を示し、自身が警察関連の啓発活動にも協力していることを紹介するとともに、時代とともに変化するプロレス業界への理解と観戦を呼びかけた。
この支援事業では、8月8日の横浜大会「G1クライマックス」などにおいて、がん撲滅チャリティの一環として小児がんや成人のがん患者ら患者会関係者を招き、不屈の精神を持つ選手たちの試合を観覧してもらう取り組みを後押しする。こうした活動は19年ほど続いており、患者会からも感謝の声が寄せられているという。
祝賀会には、坂井学衆議院議員、上原正裕衆議院議員が出席したほか、国会議員の代理出席者や県会議員らも来場するなど、多方面から多数の来賓が駆け付けた。坂井議員は、神遊協が長年にわたり社会貢献活動に取り組んできたことに敬意を示し、防災面での活動に謝意を表明。上原議員は、受動喫煙や制度対応など業界を取り巻く課題に触れ、医学部出身の立場から、風営法改正を含む諸課題に業界とともに取り組んでいきたいとの考えを示した。
また、全日遊連の阿部恭久理事長は、神遊協が昭和41年の設立以来、業界の発展と健全化に尽力してきたことに敬意を表し、災害救助車両の寄贈や福祉施設支援、奨学金制度など、多彩な社会貢献活動を長年継続してきた点を評価した。このあと、埼玉県遊協の趙顕洙理事長の発声で乾杯した。
