パチンコホールに特化した広告代理店のCFY(梶川弘徳代表取締役CEO)が、「未顧客開拓」に向け、格闘ゲーム元世界王者・大貫晋也氏の『来店&ライブ配信サービス』を全国規模に拡大中。今夏リリースの『スマスロ ストリートファイター6』にあわせた活用にも期待が集まっている。

パチンコ業界にとって、既存ユーザー以外への情報発信は長年の課題の一つだ。 SNSや動画配信を活用した情報発信は広がっているものの、情報の受け手は、すでにパチンコ・パチスロに関心を持つ層の中で完結しがちだ。

だからこそ、別のコミュニティとの接点づくりが重要になる。ゲーム、 eスポーツ、 VTuber、声優など、異なる領域の熱量をどう取り込み、来店や遊技への興味につなげるか。CFYが展開する格ゲー元世界王者・大貫晋也氏の『来店&ライブ配信サービス』は、そうした未顧客(ノンユーザー)開拓を見据えた取組みの一つだ。

同社の梶川弘徳代表取締役CEOは「これまでパチンコ業界の情報が届きにくかった層にも興味を持ってもらえるのでは」と期待を寄せる。

格闘ゲーム界で
3度の世界王者に

「ヌキ」の愛称で知られる大貫氏は、格闘ゲーム界で「五神」と称されるトッププレイヤーの一人。世界最大級の格闘ゲーム大会「EVO」で3度優勝し、2026年には「EVO殿堂入り」も果たした実績を持つ。

一方で同氏は、4号機時代から『大花火』や『獣王』を打ってきたパチンコ・パチスロファンでもあり、現在はYouTube配信や来店実践を通じ、機種のゲーム性や設定推測を伝えている。梶川CEOは「しゃべりがうまく、機械の説明も分かりやすい。リリース前の機械も動画でチェックするなど、非常に勉強熱心です」と評価する。

配信では、未経験層が見ていることも意識。ゲーム性やスペック、演出を伝える際には、初心者にも分かる言葉で入口をつくりつつ、詳しいユーザー向けの掘り下げも加える。

格闘ゲームの文脈を
来店施策に活かす

発信力を、ホール施策に結び付けられる点も強みとなる。梶川CEOは「例えば、今夏リリース予定の『スマスロ ストリートファイター6』のような格闘ゲームを題材にしたタイトルの導入タイミングに合わせて、大貫さんの来店を企画する。通常の来店施策とは違う角度から、『大貫さんが来るなら、少し行ってみよう』と思ってもらえる入口を作れることが、この施策の強みです」と話す。

大貫氏のパチンコ・パチスロ関連番組YouTube登録者数は5・7万人、Xフォロワー数は4・2万人を突破。配信は、同時接続で平均1000人規模、多い時には3000~8000人に達する。来店時には、格闘ゲームファンがコントローラーを持参してサインを求める場面もあるという。

未顧客開拓は
“掛け算”で進める

CFYでは、未顧客開拓において、複数の接点を重ねることが重要だとみている。遊技機に人気IPを搭載するだけでは、パチンコに馴染みの薄い層が自然にホールへ向かうとは限らない。IPの魅力に加え、声優、 VTuber、eスポーツ、配信者など、人やコミュニティの影響力を組み合わせることで、興味を持つきっかけをつくる考えだ。

梶川CEOは「パチンコを始めるには、人の影響が大きいと思っています。誰かが楽しんでいる姿を見て興味を持つ。その意味で、大貫さんのファン層やゲームというフィールドは、パチンコとの相性が悪くありません」と語る。

同社は今後も、大貫氏の来店・配信に加え、 VTuberの活用や他業界とのコラボレーションなどを通じて、異なる産業の熱量をホールへつなぐ取組みを進めていく。

 

 

 

Tel.04-7170-2068
https://cfy.jp

「ヌキ」の愛称で知られる大貫晋也氏。世界最大級の格闘ゲーム大会「EVO」で3度の世界一に輝いた元プロゲーマー。CFYが今年1月に開催した「ぱちんこJAPANセミナー」では、CFY梶川CEO(左)と大貫氏がファン創出をテーマに対談した。大貫氏はYouTube、Xを中心に合計10万人規模のフォロワーを抱え、格闘ゲームファンをはじめ幅広い層への発信力を持つ。格闘ゲーム界での高い知名度に加え、パチンコ関連媒体での配信、来店も広がる大貫氏。eスポーツファンとパチンコファンの双方に接点を持つ点が強みとなる。格闘ゲームを題材にした遊技機の導入時には、特に大貫氏の来店施策を活かす好機となる(※画像は今夏リリース予定の『スマスロ ストリートファイター6』のティザームービー)。