福岡県遊協が通常総代会、平岡理事長を再選
遊技通信2026年5月30日
福岡県遊技業協同組合(福岡県遊協、平岡聖教理事長)は5月25日、福岡市のグランドハイアット福岡で通常総代会を開催し、任期満了に伴う役員改選で平岡理事長を再選した。
総代会の冒頭、平岡理事長は、自身がこれまで理事長を4期務めてきたことに触れた上で、メーカーとの課題に加え、業界全体の縮小傾向に強い危機感を示した。その上で、「どこか一社だけが利益を上げる時代ではない」とし、業界が知恵を絞って遊技人口の拡大に取り組む必要性を強調。業界内で進めてきた「推しの日」の取組みについても、必ずしもすべてが成功したわけではないとしながら、継続することでパチンコ・パチスロが日常の会話の中に自然に出てくる環境づくりにつなげていくことが重要との認識を示した。あわせて、福岡県内の店舗数が250店舗を下回る厳しい経営環境に言及しつつ、「原点に立ち帰り、相互扶助の精神で組合活動を続けていきたい」と述べ、組合員に理解と協力を求めた。
任期満了に伴う役員改選では、理事49名、監事2名を選出。新執行部は、理事長に平岡聖教氏を再任したほか、副理事長に山田篤氏、庄野崎哲彦氏、安藤彰展氏、金山俊秀氏、金海安州之氏(新任)を選任した。
総会後には理事会が開かれ、全日遊連の全国理事会の内容報告が行われた。続く行政講話では、福岡県警察本部生活安全部生活保安課許可等事務担当室の長澤陽介課長補佐が登壇し、①のめり込み防止を含むギャンブル等依存症対策の推進、②広告宣伝ガイドラインの順守など業界健全化に向けた自主的取り組みの徹底、③各種申請手続きの電子化への対応――の3点を中心に説明した。自主的な健全化の動きに一定の理解を示す一方で、ガイドラインに沿わない発信には引き続き適切な対応が必要と指摘。今後の電子申請の本格化や管理者講習のオンライン化も見据え、継続的な協力を求めた。
総代会後の祝賀会では社会貢献寄付金贈呈式が行われ、公益社団法人福岡県防犯協会連合会、福岡県児童養護施設協議会、公益社団法人福岡県少年警察ボランティア協会、公益社団法人福岡犯罪被害者支援センター、公益財団法人福岡県暴力追放運動推進センター、公益財団法人九州盲導犬協会の6団体に浄財が贈られた。
祝賀会で挨拶した平岡理事長は、4月に締結した県警との防災協定に触れ、業界の社会的役割の重要性を強調した。また、ホール数減少など市場縮小が進む現状を踏まえ、新規・休眠客の掘り起こしに向けて業界が一丸となって取り組む必要があると指摘。今後は後進の育成を進め、業界全体を見渡せる人材を育てていきたいとの考えも示した。
来賓祝辞では、福岡県警察本部生活安全部生活保安課の森弘幸課長が、警察行政への理解と協力に謝意を表した上で、県警が特殊詐欺対策や暴力団対策などを重点に各種施策を推進していると説明した。また、見直しが行われた福岡県ギャンブル等依存症対策推進計画に触れ、オンラインカジノの違法性周知を含め、依存問題への対応の重要性が高まっていると指摘。自己申告・家族申告プログラムや相談体制の充実など組合の取り組みに理解を示し、今後も依存問題の解消と営業の健全化に向けた継続的な対応を求めた。