九州遊商が通常総会、國分理事長「中古機流通の適正運用は我々の使命、共に難局を乗り越えたい」
遊技日本2026年5月29日
九州遊商は5月28日、福岡市のグランドハイアット福岡において第38回通常総会を開催した。本総会は組合員総数104人のうち本人出席61人、委任状出席33人、合計出席数94人で総数の半数を満たし有効に成立。全8議案が審議され、すべて可決承認された。
冒頭、登壇した國分寿人理事長は「パチスロファン人口の増加など明るい話題もあるが、ホール数の減少には未だ歯止めが効かない厳しい状況で、これは過去30年以上に渡り継続している。またここへ来てパチンコ設置台数の減少も顕著となってきた。物価高や人件費高騰など業界内外の課題も含め問題は山積している。確認証紙発給状況も後で詳しく説明があるが、私もこの場で毎年のように10%減、20%減といった発言を繰り返している状況だ。我々の組合員数も同様に減少が続いており厳しい状況ではあるが、我々流通に携わる者がいなくなると業界の発展にも影響する。業界内で適切な中古機流通を適用し続けることは我々の使命であり、流通に携わるものは業界の血液であるといっても過言ではない。その自覚と誇りを持って、この厳しい局面を皆様と共に乗り越えて参りたい」と危機感を滲ませながらも決意を語った。
続いて永年功労者1名への表彰が行われた後、議案審議へ。審議では令和7年度事業報告や令和8年度事業計画(案)をはじめとする全8議案が上程され、すべて原案通り承認された。確認証紙等発給状況は、令和7年4月から翌8年3月まで、全国での証紙発給枚数は35万6,275枚、稼働実績累計は25万7,495件で35万5,145台、九州では証紙発給が枚数4万4,299枚、稼働実績累計は3万1,970件で4万4,214台となり、稼働実績の前年度対比としては全国で件数99%・台数94%、九州で件数98%・台数91%となった。一方で認定証紙発給枚数は、稼働実績の前年度対比で全国では件数60%・台数61%、九州で件数65%・台数73%となった。
来賓祝辞では、福岡県警察本部生活安全部生活保安課の森弘幸課長と、九州地区遊技業組合連合会の松尾道彦会長が登壇。森生活保安課長は「ぱちんこ業界におかれては、社会問題となっているギャンブル等依存への対策に関し、福岡県の推進基本計画に基づいた各種取り組みを着実に進めておられるものと承知している。本年3月には基本計画にオンラインカジノの違法性の周知が盛り込まれた。ギャンブル等依存症については可能な限りその当事者を減らしていくことで、ぱちんこ業界全般の健全化にも繋がる。合わせて遊技機の流通に関しても不正遊技機の流通の防止、中古機流通の流通の健全化、使用済み遊技機の適切処理など各種取り組みをお願いしたい」と祝辞を述べた。
続いて登壇した九遊連の松尾会長は「九州遊商の皆様方には不正機遊技機流通の防止、中古機遊技機流通の健全化、使用済み遊技機の適正処理などを補っていただき、それがあってこそ安心して運営ができている。また社会貢献活動として病院や子ども食堂へ資金援助をされるなど、我々パチンコ店産業が健全な娯楽産業としてより大きく国民に認知されるように活動されていることに敬意を表する。一方でここ数年は、複数の紛争によりナフサ不足による遊技機製造への不安、燃料不足による節電要請もあるかもしれない。このような中にあっても、九遊連は『九州は一つ』を合言葉に活動を進めて参る所存である」と語った。
その後に行われた懇親会では、来賓出席した福岡県遊協の平岡聖教理事長の乾杯の音頭で開会、盛大に行われた。