業界11団体共催によるパチンコ・パチスロ産業賀詞交歓会、IR時代を見据えカジノの差別化を
遊技日本2026年1月29日
業界11団体共催によるパチンコ・パチスロ産業賀詞交歓会が1月27日、200名超の業界関係者を集め、都内港区の第一ホテル東京で開催された。
全日遊連の阿部恭久理事長は冒頭、スマスロの売上貢献や設置台数の減少傾向も下げ止まりの兆しがあるなど前向きな風が見えつつあるとした一方で、2030年に開業予定の大阪IRに言及。「私たち遊技産業は、パチンコ・パチスロの魅力と価値を明確に打ち出し、遊技とギャンブルの差別化を強く図っていかなければならない。休眠層や新規層など幅広い世代の方々に興味を持っていただけるような遊技機の開発や、新しい遊び方の提案を業界一丸となって推進する必要がある。産業としての社会的責任をしっかりと果たし、国民の皆様から理解と信頼を得られるよう努力を続けていく」として一致団結の下、支援と協力を呼びかけた。
続いて榎本善紀理事長(日工組)と小林友也理事長(日電協)も登壇し、榎本理事長は、「パチンコの回復を望む声を重く受け止め、残された時間が少ないことも承知している。今年中には劣勢な風向きを変え、ユーザーファーストかつ多種多様で優しく楽しいパチンコを届けたい。ファンの信用を取り戻しながら業界の発展に寄与していく」と語り、小林理事長はBT機について「現在までに15機種、設置台数はおよそ約3万6,000台と、少しずつだがBT10に向けて着実に広がりを見せている。今年もBT機に一層注力し、多種多様なパチスロを通じて、ファンのニーズにお応えできる商品を提供していく」と抱負を述べた。
警察庁生活安全局保安課の保坂啓介課長は、政府の重要施策であるオンラインカジノ対策への広報啓発を中心とした各種協力に謝意を示しながら、「広告宣伝の取り組みやのめり込み・依存防止対策の取り組みをはじめ、健全化に向けた取り組みを精力的に進めていただいている。本年も引き続き、業界パーパス『遊びの力で、心を元気に』の下、地域のお客様がリアルな空間において健全な娯楽として安心して遊技を楽しむことができるような環境を作っていただくことを期待している」と述べ、各種課題の解消に向けた業界の取り組みを支援していくとした。
来賓祝辞では、全日本遊技産業政治連盟顧問の野田毅前衆議院議員、参議院議員へ繰り上げ当選となることが濃厚となった木村義雄氏が祝辞を述べたほか、業界団体が支援を続けるリカバリーサポート・ネットワーク(RSN)の新旧代表理事が紹介された。昨年12月末をもって退任した西村直之前代表理事には長年の多大なる功績をたたえ感謝状が贈呈され、西村前代表理事は引き続きRSNへの支援協力を呼びかけた。