MIRAIが会見「若年層ファン拡大」を議論した夏期合宿での成果を強調
グリーンべると2025年9月19日
MIRAIぱちんこ産業連盟は9月17日、定時理事会後に記者会見を行い、8月に北海道・定山渓で実施した夏期合宿の成果や新規会員の加入、今後の委員会活動について報告した。
冒頭、この日の理事会で、新たにKHコンサルティング、大宏、BLAIN DIVEの3社が賛助会員として加入したことを報告。これにより、正会員は63社、賛助会員は107社となった。
8月27日から28日にかけて開催された夏期合宿では、「若年層ファンの拡大」をテーマに、心理的・社会的・経済的・情報的な障害を洗い出し、初心者向け体験会や他業種とのコラボ、ホール外での遊技体験など多角的な施策が提案されたという。
金光淳用代表は合宿を振り返り、「幅広い世代が混在する班編成だったが、世代間ギャップを超えて活発な議論ができた。若者は率直に物を言い、ベテランは経験を踏まえて応じることで、互いに刺激を受け合う場になった」とコメント。さらに「AIを活用してスライドを作るチームもあれば、アナログにまとめる班もあり、多様なプレゼンスタイルが共存していた。短い時間ながらも濃い議論ができた」と成果を強調した。
会見ではこのほか、遊技未経験者に対するタッチポイントを創出する目的として、メーカー記念日などと連動した「お試しプレイ」企画の検討が進んでいることも報告。今後、複数団体との協議を経て正式発表される見通しだという。
一方、今夏の参院選について問われた金光代表は、「結果は厳しいものだったが、参加した会員は手応えを感じていた」と所感を述べた。また、ホール関係者が選挙法違反容疑で逮捕された件については、「断定的なことはいえないが、コンプライアンスを呼びかけながら活動してきた立場としては残念で遺憾に思う」との見解を示した