日電協小林理事長再選、パチスロBT機シェア目標「2年後に10%」
グリーンべると2025年6月17日
日電協は6月13日、第45回通常総会を都内で開催し、令和7年度の事業方針および新たな役員体制を発表した。役員改選では、小林友也理事長が2期目となる再選を果たした。副理事長は、里見治紀氏、大泉秀治氏、信田裕一郎氏がそれぞれ再任し、新たな専務理事に上野正史氏が就任した。
今回の事業方針では、パチスロの新たなカテゴリーとして導入がスタートした「ボーナストリガー」機能搭載機の普及を掲げた。2年後に設置シェア10%を目標とし、業界団体との連携を強化しながらファンの呼び戻しや新規層の開拓を図る方針だ。また、ホール従業員やファンの健康に配慮した音響システムの開発など、社会環境の変化に対応した機種開発にも取り組む。
依存問題については、「パチンコ依存問題対策基本要綱」に基づき、総合的な取り組みを推進。リカバリーサポート・ネットワークなど民間団体への支援も進める。一方、セキュリティ分野では、スマートパチスロの不正改造ゴト対策を強化し、確認書類の電子化を含む業務効率化も日工組と合同で推進していくとした。
ファン獲得を目的に、23年ぶりとなる日工組との共催イベントも開催する。それとともに、WEBプロモーションを担う「パチスロサミットONLINE」の拡充も進める構えだ。
CSR活動としては、全防連や障害者スポーツへの支援、さらには、2018年から支援しているパラ陸上チーム「WORLD-AC」への協賛を、2028年9月のロサンゼルス・パラリンピックまで継続することなども表明した。
なお、令和6年度の組合加盟メーカーの新台供給台数の目安となる証紙発給枚数は42万5,711枚(前年度比88.7%)となっている。