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PAAが依存問題勉強会 遊技通信2025年6月16日

一般社団法人ぱちんこ広告協議会(PAA、岡林克彦理事長)は、ギャンブル等依存症問題啓発週間中の5月20日、東京・高田馬場BSホールで「依存問題勉強会」を開催した。

公立諏訪東京理科大学の篠原菊紀特任教授と特定非営利活動法人東京都自閉症協会の尾崎ミオ副理事長が講師を務め、PAA会員と全日本学生遊技連盟(全学連)所属の学生を中心に45名がオンラインとハイブリッドで参加した。

開会にあたって挨拶した岡林理事長は「この勉強会が新たな学びの機会となれば幸い。ここで得た知見をそれぞれ会社や学校、周りの方々に伝えていただければと思う」と述べた。

勉強会ではまず篠原教授が登壇し、ギャンブル等依存症の予防を目指す「スマートPLAYスタイル」の重要性を解説。認知機能の維持・向上に効果があることを研究データで示し、健全な余暇活動の一つとしてパチンコが存在するためには、個人個人が上限金額の設定や時間管理、家族や周囲の人に話すことといったポイントを守ることが重要だとした。

次いで登壇した尾崎副理事長は、世田谷区で発達障害や自閉症自閉スペクトラム症や発達障害の方たちのピアサポートを行う「みつけばハウス」の運営を通して得た、生きづらさを抱える若者たちが社会との融合を実現するための解決策について解説。みつけばハウスでは様々な個性を持つスタッフが「みんなちがって、みんないい」という姿勢で多様性を重視した安心できる場づくりに尽力しているとして、予防的に行動や思考を抑制させるのでなく、多様性の枠組みをもっと広げて“遊ぶこと”が人生に与える良い影響を多くの人が理解していくことが重要だと語った。

当日は質疑応答とディスカッションも行われ、遊びを活用した施設を運用したきっかけについて尾崎副理事長は「いろいろ試した結果の無駄なことや遊びの要素が必要で、その人がワクワクするようなことがプログラムとして残ったこと、基本的にはその方が“人生幸せ”と思えるようなところがポイント。支援者の枠組みに無理に押し込めるやり方にはどこか無理が来る」と応答した。また、篠原教授からは自分自身が作る幸せに対する評価指標などの提案も行われ、遊びと幸せの関係性について議論を深めた。

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