ダイエーが特別清算開始命令受ける(石川)
遊技通信2025年6月12日
民間信用調査機関によると、石川県などでホール運営をしていたダイエーが5月26日に東京地裁より特別清算開始命令を受けた。
同社は1951年に設立され、元代表が休眠状態であった同社を1982年に買収し、主に石川県河北郡、かほく市、富山県砺波市にてホールを展開してきた。「ディーゾーン」「デライヤかほく七塚店」「デライヤ砺波インター店」は、競合他社が近隣に進出してこない立地だったこともあり、ピーク時の年収入高は40億円を超えていた。
しかしその後は、業界の顧客離れで当社の業容も縮小。集客の維持回復のために行った既存店舗の大規模リニューアルや新規出店に伴う設備投資のほか、定期的な機械の入れ替えに伴う費用を中心に金融債務は膨らんでいた。機械の入れ替えは中古機を中心にするなど、費用の軽減に努めていたものの、コロナ禍以降の顧客減少から業況は改善せず、2021年7月にかほく市の店舗を、2023年7月に本店および砺波市の店舗を閉鎖。社有不動産を任意売却して負債の圧縮を図り、清算に向けた手続きを進めるなか、2024年9月30日開催の株主総会の決議により解散していた。
負債は約3億円の見込み(大半が金融債務)。