西村会長「業界一丸となって取り組む時」|日遊協 総会
アミューズメントジャパン2025年6月10日
日本遊技関連事業協会は6月9日、ハイアット・リージェンシー東京(新宿区)で通常総会を開催。役員の補欠および増員を行う役員選任では、阿施浩行氏(NEXUSホールディングス)、新井宏明氏(ニューギン)、東野昌一氏(平成観光)、平井興宣氏(日本ゲームカード)を理事に選任した。
西村拓郎会長は冒頭挨拶で「日遊協の会長という重責をやらせていただいて丸5年が経った。この5年を振り返ると、徐々に業界に団結が芽生えてきた。以前はそれぞれの立場でものを言うこともあったが、皆が同じ船に乗って同じ方向を目指しているのだから、意見を交わしながら一緒になって行こうという機運がようやくでてきた」と会長就任からの5年間を振り返った。その上で日本の現状について述べ、「2024年の出生数が70万人を下回り過去最少。業界の参加人口が減少していく中、我々も手をこまねいているだけではなく、インバウンド需要など新たな集客手法を検討して、頭を切り替えて次世代にバトンをつなぐために仕組みを変えていかなければならない」と述べた。加えて業界の全体的な構造改革についても言及。さまざまな視点でのコストカットの実現に向けて、業界各団体との議論を重ねる方針を示した。
行政講和では警察庁生活安全局保安課の永山貴大課長が登壇した。永山課長は、広告・宣伝の健全な運用や、のめり込み・依存防止対策、ホール営業に関する不正防止対策について要請。各地域での植林活動や清掃活動など広域的な社会貢献活動に対して、日遊協の取り組みに敬意を表したいと述べた。