群馬県遊協総会、森山理事長がパチンコは日本固有の文化として守り抜くと決意
遊技日本2025年6月6日
群馬県遊協は6月5日、前橋市の前橋商工会議所会館にて第60回通常総会を開催した。組合員76名中、出席者47名、委任状13名の計60名が出席し総会は有効に成立。議案審議では全5議案が滞りなく承認された。
冒頭にまず社会貢献功労者の表彰式が行われた後、挨拶に立った森山秀夫理事長は「私たちパチンコ業界は、みなし機の撤去問題、新型コロナウイルスの影響などで大きな打撃を受けた傷が癒える間も無く、スマート機の導入や新紙幣発行への対応など膨大な設備投資を強いられる厳しい環境の中に置かれている。今までの歴史でも類を見ない逆風であると言っても過言ではない中、さらには機械代の高騰、人手不足、ギャンブル等依存症などによる社会的な厳しい視線など数々の困難を抱えているが、我々の業界は80年以上の歴史を有し、国民に親しまれる国民的娯楽として、戦後の復興期や高度成長期、バブル期と共にその歴史を刻んできた。パチンコは日本固有の文化。私たちはパチンコが無くてはならない存在だと国民に支持されるよう今後も総力を挙げて課題に取り組んで参りたい」と決意を表した。
続く来賓祝辞では群馬県警察本部の浦野弘則生活安全部長が登壇し「群馬県内の治安情勢では、昨年中の刑法犯認知件数は14,593件で前年比1,267件の増加となり、令和4年から3年連続の増加となり大変厳しい情勢である。特に窃盗犯の増加が顕著であり、自動車等や空き家への侵入窃盗、太陽光発電施設における金属窃盗の増加などが大きく影響していると考えられる。また特殊詐欺の被害については、近年ではSNS型投資詐欺やロマンス詐欺が件数・被害額ともに高い水準で推移している。皆様方におかれても安全・安心な社会の実現に向け、遊技客への被害防止等に向けた注意喚起をはじめ、店舗内外への警戒や防犯設備の充実など犯罪が起きにくい店舗環境の構築、不審者発見時における警察への通報の徹底など引き続き各種防犯活動への支援、ご協力をお願いしたい」と述べた。
その後に行われた祝賀会には、来賓として全日遊連の阿部やすひさ理事長も会場に駆けつけ祝辞を述べた。他に来賓では回胴遊商の大饗裕記理事長や長野県遊協の平林憲男理事長など多数が参列、元衆議院議員の熊川次男群馬県遊協顧問弁護士の乾杯の音頭で開会し、盛大に執り行われた。
※回胴遊商理事長の大饗(おおあえ)の「あえ」の字は、正しくは上が「郷」ですが、ご覧の環境によっては正しく表記されない場合があります。