メーカー記念日の告知は原則禁止|広告宣伝ガイドライン(第3版)
アミューズメントジャパン2025年5月29日
ホール関係4団体は5月29日、広告宣伝ガイドライン(第3版)を制定した。
第3版では、いわゆる“メーカー記念日”について言及。「遊技機メーカー各社が独自に行っている『●●の日』(※●●はメーカー名)などのキャンペーンやイベント等に関しては、業界団体の定める記念日には該当しないものとする」として、ホールが告知することを禁止した。
メーカーが独自に行うイベント等をホールが告知することも、同様の理由から禁止とした。
ただし当該記念日が、「ホールとメーカーが連携してファンを増やす取り組みとして定める記念日」である場合、「業界団体が定める記念日」と同じ扱いとなり、単に表示することは問題ないとした。「業界団体が定める記念日」は、ファン感謝デーとパチスロの日(8月4日)。
同日に改訂された「広告宣伝ガイドライン Q&A 第2版」によれば、遊技機メーカーが独自に行うイベント等であっても、ホール関係4団体が確認したものについては告知できる可能性が残される。この場合にはその都度、ホール関係4団体が使用・告知方法を通知する。
告知が許される「業界団体が定める記念日」、および「ホール関係4団体が確認した遊技機メーカーの記念日」であっても、それを利用して特定機種の設定状況や性能改変を示唆する場合には、ガイドライン違反と見なされる。
第3版では「ホール関係4団体が確認した遊技機メーカーの記念日」を「メーカー記念日」と呼称している。
ホール関係4団体は5月29日から6月30日までを、広告宣伝ガイドライン(第3版)の周知期間と位置づける。本適用は原則7月1日から。第3版で新たに追加した内容について、周知期間中に違反が認められた場合には指導(注意喚起)とし、7月1日以降には是正勧告を適用する。
文=アミューズメントジャパン編集部