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中国遊商が第55回通常総会、役員改選では山本基庚理事長が3期目の続投 遊技日本2025年5月19日

中国遊技機商業協同組合(中国遊商)は5月15日、広島市のANAクラウンプラザホテル広島にて令和7年度第55回通常総会を開催。議案審議では全3議案を審議し、第3号議案では役員改選に伴う新役員の承認を求める件が審議され、山本基庚理事長が再選されるなど全3議案が全て可決承認された。

総会は総組合員数52名中のうち本人出席48名、代理人1名、委任状3名の計52名の出席で有効に成立。冒頭、挨拶に立った山本理事長は「娯楽産業の中でも、とりわけ我々遊技産業はたいへん厳しい状況だが、私たちは各法令の遵守、安全な遊技機流通、廃棄遊技機の適正処理などはもとより、幼児を守る巡回活動やギャンブル等依存症対策など、実行すべきものが様々ある。組合としても引き続き、安全で安心な遊技産業を目指し各活動に注力したい」と話した。

続いて、来賓代表として挨拶に立った中国四国管区警察局広域調整第一課の水原義猛課長は「青少年の健全育成、暴力団排除、特殊詐欺防止などの様々な社会貢献活動に取り組まれていることにまずは敬意を表したい。さて、ぱちんこ遊技人口が減少傾向にある中、業界全体の取り組みとして射幸性を抑えた遊技機の設置、遊技機の不正改造防止対策などを推進いただいていることは承知しているが、しかしながら依然としてギャンブル依存症の問題、遊技機の不正改造問題、景品の買取事犯など健全化を阻害する要因は未だ存在するのが現実。昨年は、廃棄すべきパチスロ台を闇スロ店に卸していた機械屋グループを神奈川県警と宮城県警などの合同捜査本部が摘発、検挙した。令和4年には広島県内で遊技機に不正部品が取り付けられる事案も発生している。ぱちんこが身近で安全に、安心に、健全に遊べる娯楽として広く愛され続けるためにも、これからも遊技機の管理を徹底し、一層の健全化を図っていただきたい」と祝辞を述べた。

議案審議では全3議案を審議。令和6年度事業経過報告及び同決算関係や令和7年度事業計画(案)及び同収支予算(案)などが上程され承認されたほか、第3号議案では役員改選に伴う新役員の承認を求める件が審議され、新役員16名が就任。通常総会終了後に新執行部が選定され、山本理事長が再選されるなど全3議案が全て可決承認された。

続いて別会場にて演題「業界の健全化について」とした行政講話が行われた。講師として招かれた広島県警察本部生活安全部生活安全総務課の高田秀則課長補佐は「特に留意頂きたいものは3点ある。1点めは遊技機の流通における業務の健全化について。型式の同一性が担保されるよう中古遊技機については中古機流通制度に基づく取り組みが実施され、大きな事案が発生していないことは承知しているが、全国では正規の部品以外に無承認で変更する事案が発生している。適切な点検確認等を実施していただき再発防止策への取り組みをお願いしたい。2点めは、のめり込み・依存症防止対策について。オンラインカジノは重大な課題であり、ぱちんこ営業はこれらギャンブルとは異なるものではあるが、厚生労働省が発表したギャンブル関連問題実態調査においても、ぱちんこ・パチスロは規模が大きくその割合も高い。的確な対応と各種取り組みを引き続きお願いしたい。3点めは広告及び宣伝の健全化の徹底について。広告宣伝や貯玉再プレイについてガイドラインが制定されているのは承知しているが、今も広告宣伝の是正勧告事例が見受けられる。こうした状況が続けば、ガイドラインによる業界の自主規制という仕組みそのものに疑問が抱かれる。さらなる自浄努力をすることで健全化への推進をお願いしたい」と述べた。会場では、国政へ挑戦することを決めた阿部やすひさ氏の動画も放映され、後の懇親会には広島県遊協の延川章喜理事長や回胴遊商の大饗理事長も駆けつけ、盛大に開催された。

※回胴遊商理事長の大饗(おおあえ)の「あえ」の字は、正しくは上が「郷」ですが、ご覧の環境によっては正しく表記されない場合があります。

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