パチンコホール販促成功の鍵は「施策起点」からの脱却|CCG ENTERTAINMENTが提唱する『マーケティング戦略の最適化(前編)』
グリーンべると2025年5月19日
CCG ENTERTAINMENT営業部の樋口知子部長がマーケティングで重視するのは「上流設計」の思考。成果にどう繋げていくのか。
KGI発想から始める店舗ビジネス成長戦略
「デジタルだから特別なことをする必要はない。根本にある“マーケティング思考”は変わらない」──。
同社の販促支援の根底にあるのは「手段」ではなく、戦略設計を重視する姿勢だ。
営業部の樋口知子部長は、「媒体選定はロジックツリーで言えば最下流。そこから始めても成果には結びつきにくいです」と語る。たとえば、X(旧ツイッター)で広告が解禁されたとしても、それが自店の課題解決に適しているかはKGI(最終目標)や、KPI(中間指標)を明確にした上で判断すべきだと強調。KPIを共有せずに施策を進めると、広告を出すこと自体が目的化してしまうという(※上図参照)。
「目的が曖昧なままではPDCAも回せず、効果検証もできません。KPIを共有することで初めて最適な施策提案ができるようになります」(同)。
たとえば「週末の稼働を10%上げたい」というKPIがあれば、媒体やクリエイティブの方向性も明確になる。SNSなら来店訴求型、動画広告なら動機喚起型といった形で、媒体がロジカルに選定できるという。そして同社が徹底しているプロセスは、この“上流設計”の思想に基づくPDCAサイクルの実践だ。
後編(6月下旬WEB公開予定)では、この考え方がどう実行され、成果につながったのか。事例をもとに紹介していく予定だ。
CCG ENTERTAINMENT
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CCG ENTERTAINMENT 営業部樋口知子部長