‟命懸け“の納品について道警と連携へ|回胴遊商北海道支部
アミューズメントジャパン2025年1月30日
回胴式遊技機商業協同組合北海道支部は1月24日、ANAクラウンプラザホテル札幌で支部会・新年研修会を開催した。
支部会・新年研修会では、臨時総代会、理事会、各委員会からの報告も上がった。その中で冬場の困難な納品に関する内容について、中瀬祐詞支部長から北海道警察本部と話し合った内容が組合員に伝えられた。
「北海道の冬の納品は、吹雪によるホワイトアウトや通行止めなど、さまざまな苦労がある。道警本部に新年の挨拶に伺った際、これを説明したところ『命を懸けてまで納品に行かないでほしい』との言葉をいただいた」とし、対応策として「店舗に納品が難しい旨を伝え、店長から所轄に報告していただく。我々の点検作業に関しては、翌日の早い時間に行くような形をとりたい。もし従業員が吹雪などでどうしても行けないというときは、無理していくのではなく、後日組合に報告していただければ」と話した。
質疑応答で「翌日、確実にその台の営業許可が出るのか」という組合員の問いには、「所轄から道警本部に連絡があるとのことなので、それは本部の方で対応してもらえるという話になっている。道警本部ではいままでもそういった例があり、柔軟に対応するよう各所轄に話しているとのこと」と回答した。
当日は大響裕記理事長も出席し、納品問題について「あそこは来たけど、ここは来なかったというプレッシャーが無理やりにでも行こうとする、これをどう解決できるかというところから出てきた話。納品に行けず、その遊技機だけオープンできないという状況になったら、もともと無理をしていかなければならないという話になる。組合としても対応していくので、ご安心いただければ」と話した。また7月に阿部恭久氏が立候補する選挙が行われるなど、業界にとって大事な一年になるとし、「業界に残っている販売業者のみなさんは、もうこの業界で生きていくことを決めている方々だと思っている。我々の生活基盤、この業界を守るためにも、非常に大切な一年になる」と意気込んだ。
※大饗(おおあえ)理事長の「あえ」の字は、正しくは上が「郷」ですが、ご覧の環境によっては正しく表記されない場合があります。
文=アミューズメントジャパン編集部