大阪府遊協が歳末防犯懇談会を開催、生活安全部長が健全化の推進に期待
遊技通信2024年12月3日
大阪府遊協は12月2日、大阪市内のシェラトン都ホテル大阪「浪速の間」において令和6年度の歳末防犯懇談会ならびに定例理事会を開催。来賓として大阪府警察本部生活安全部より小林洋一部長、同保安課の平山信幸保安課長、林秀行課長補佐が出席した。
歳末防犯懇親会の冒頭、来賓講話に立った大阪府警察本部生活安全部の小林部長は、大阪府遊協による防犯支援活動や子供の見守り活動の一環として青色防犯パトロール車両を寄贈したこと、さらに治安対策や経済・社会保険活動への取り組みに対し、敬意を表した。
また、有事の際に駐車場を避難所として開放し、防犯物資を備蓄するなどの社会貢献活動を行うホールの事例を挙げ、「地域に根差したホール作りの必要性」を強調した。
さらに、防犯情勢と遊技業組合への具体的な要請として、特殊詐欺撲滅に向けた対策強化への協力や活動への支援を求めた。また、業界イメージの改善に向けた要請として、不正遊技機の根絶に向けた協力と、平川理事長のもとで広告宣伝をはじめとした各種ガイドラインに基づく健全営業の推進を訴えた。
続いて挨拶に立った平川容志理事長は、今後も社会貢献および福祉事業活動に尽力する決意を表明。その上で、組合内における「のめり込み依存防止」対策の推進として、参加組合ホールすべてに自己申告・家族申告プログラムを導入し、顧客ののめり込み防止に向けた取り組みを強化する方針を示した。さらに、アドバイザーのスキルアップを組織的に進めることを明言した。
また、各種ガイドラインの適正な運用については、府警本部の行政担当者との連携を図りながら徹底し、参加組合員に対して法令遵守と健全営業の堅持を求めた。あわせて、今後も警察当局への全面的な協力を行っていくことを述べ、決意を新たにした。
その後行われた定例理事会は、定数48名のうち会場出席28名、委任状16名の計44名で成立。各委員会、青年部会などから活動報告がなされ、12月15日には東和薬品RACTABドームにて、第38回「未来っ子カーニバル」が開催されることについても、広報活動やマスコミ取材予定について説明があった。