特サビ2024年6月期、1日あたりの台売上高が再び上昇傾向に
遊技通信2024年8月20日
経済産業省はこのほど、2024年6月期の特定サービス産業動態統計を発表した。
1月期を頂点にして下降傾向にあった1日あたり台売上高だが、6月期は前月比120円増の12,572円となり、4月期を底にして上昇傾向に転じた。売上高と設置台数がともに減少したものの、設置台数の減少が上回った形だ。
7月の改刷対応を迎えるにあたり、ゴールデンウィーク明けに休廃業したホールはもともと集客力に乏しく、そのため今回の売上高の底上げにつながったのではないかと推測。もうひとつ注目すべき点として「5円パチスロ」の業績が突出して前年同月比でもアウト、売上、粗利がそれぞれ25%~30%前後まで大きくアップしている。
スマスロも今となってはかなり普及し、5円パチスロコーナーへの設置も増加してきたように感じられる。しかしながら利益率も上昇しており、本来であればユーザーの逃げ場所であった低貸コーナーでさえも粗利確保の場となれば、離反というリスクも生じる可能性もある。引き続き20円パチスロとの収益バランスが重要なポイントとなりそうである。
なお従業員数については、正社員の減少とパート・アルバイトの増加という傾向に変わりはない。6月期は、従業員数に占めるパート・アルバイトの割合が57.7%と、調査開始以来最も高い数値を示した。