ユーコーラッキーグループ、従業員の身だしなみ基準を緩和
遊技通信2024年7月4日
ユーコーラッキーグループ(福岡県久留米市、金海基泰代表取締役社長)は4月1日より、従業員の身だしなみ基準を緩和し、ヘアカラーおよびネイルカラー・パーツを原則自由に改めた「ユーカラフル」(YUKO × COLORFUL)の取組みを開始した。
この取組みは、かねて推進している「ダイバーシティ」(多様性)の一環に位置づけているもので、ダイバーシティの理念に包摂される “個性の尊重”の一層の体現を目指したもの。大幅緩和に踏み切るに至った弊グループの基本的な考え方は次のようなものになっている。
○ 時代が変わり続ける中で大切なのは、変化を「感じ」「考え」「考動する」。考えに考えて行動に移すことを同グループでは「考動」と呼んでいる。時代の変化にあわせて従業員の身だしなみにも変化が求められていると感じていた。
○ ダイバーシティは、多様な「個」を開放することで個の潜在能力を企業の総合力に変換する取組みのことをいうが、それぞれの価値観・パーソナリティは十人十色(COLORFUL)。様々な“色”を受け入れることは、ある意味ダイバーシティの理念にも共通するエッセンスを包摂しているように思う。「ユーカラフル」については時代の変化に調和を求めつづける企業風土情勢のためのひとつの表現方法と捉えている。
緩和実施から3カ月余りが経過し、「従業員同士のコミュニケーションのきっかけになった」「ホールクルーの表情が明るくなった」「ダイバーシティへの関心・認知度が高まったと思う」など社内の反応は上々に推移しており、また来店客からも「華やかになった」「似合っている」「金髪もいいんじゃない」など肯定かつ好意的な声が寄せらているという。
ただし、今回の緩和に向けて「清潔感を害さず」「圧迫感を与えず」「顔の表情がちゃんと見えるように」という条件付けをしており、同グループでは「お客さまからいただく温かい反応も従業員一人ひとりがこの点をしっかり理解している表れであると思っている」としている。