埼玉県遊協総会、趙理事長が組合活動や営業活動を奨励
遊技日本2024年6月6日
埼玉県遊協は6月4日、さいたま市中央区のホテルブリランテ武蔵野で第57回通常総会を開催した。総会は組合員107名中77名が出席し成立(委任状43名を含む)。事業報告や役員の補充選任など全5議案が上程され、全て拍手により可決された。
冒頭の挨拶で趙顕洙理事長は、「新型コロナウイルスの分類が2類相当から5類に移行して1年が経過。埼玉県内を見ても人々の流れが活発化してきていると感じるが、私たち遊技業界はどうか?スマスロが活躍しているが、スマパチのほうはもう少し。なかなかパチンコ業界が大きく盛り上がるところには至っていない。燃料費や人件費の高騰、7月の改刷による設備投資などによる疲弊で、いまだ閉店が後を絶たないのが現状。それでも、埼玉は300店以上のホールを有している全国で5番目の県であり、この難局を乗り切るべく、組合活動や日々の営業活動に励んでいただければと思う」と語った。
続いて登壇したのは、埼玉県警察本部生活安全部の橋本昭文部長。祝辞とともに、パチンコ営業の健全化に関して広告宣伝と依存症問題に触れ、さらに「昨年、県内では発生していないが、全国では依然として遊技釘を曲げて検定機と異なる性能を創出する不正改造や、賞品買取事犯が検挙されている。これらは射幸性の適正管理を侵害し、賭博と一線を画する上で根幹となる規制に違反する事犯であることから、こうした違法行為が発生しないよう、引き続き適正営業に努めていただきたい」と釘を刺した。
第1号議案の事業報告によると、同組合に加盟する店舗は今年3月末現在で318店舗となっており、前年の同期に比べ12店舗減。遊技機の設置台数も15万5,403台と、同3,017台減で、厳しい状況が続いている。第4号議案では役員の補充選任について上程され、組合長の交代に伴い7名の理事の交代が承認された。
総会終了後の祝賀会では、駐車場巡回によって事故を未然に防いだことによりマルハン清河寺店に感謝状が贈られた。