所属プロが格ゲー「鉄拳8」で優勝|ひぐちグループ
アミューズメントジャパン2024年5月1日
九州全域に「まるみつ」の屋号でパチンコホール20店舗を展開するひぐちグループ(長崎県)。同社に所属するeスポーツプロプレイヤー「チクリン」選手が、都内で開催された格闘ゲームの大規模な大会「EVO Japan2024」に出場し、メインタイトルの一つ「鉄拳8」で優勝した。
4月27日から29日にかけて行われた同大会には、各国から8900人超がエントリー。「鉄拳8」「ストリートファイター6」「THE KING OF FIGHTERS XV」など、全7タイトルで競技が行われた。「鉄拳8」の参加者数は1220人。
3試合を先取した方が勝者となるグランドファイナルで、チクリン選手は韓国の「LowHigh」選手と対戦。一歩も譲らぬ 3-0 の圧倒的な強さを見せ、優勝を決めた。
コメントを求められたチクリン選手は、「皆さま応援ありがとうございました。ここ最近『鉄拳8』がすごく面白くて、毎日楽しくてすごく練習していて、そのおかげで優勝できたのだと思います。『鉄拳8』はサイコーに面白いゲームですので、ぜひ皆さんもプレイしてみてください」とあいさつした。
チクリン選手にはタイトル発売元のバンダイナムコエンターテインメントやゲーミングデバイスを製造するVictrixから優勝メダルや副賞が贈られたほか、大会に特別協賛するロート製薬から優勝賞金100万円などが贈られた。
今年1月に発売された同タイトルを用いる国際大会は初めて。ファンや関係者から大きな関心が寄せられていた。今大会の上位4人には、サウジアラビアの首都リヤドで今夏に開催される「Esports World Cup」の出場権が与えられる。同大会の賞金総額は6000万ドル(約93億円)。eスポーツ史上最高額と発表されている。
【「鉄拳8」大会結果】
優勝:チクリン選手(日本)、使用キャラ:リリ、賞金:100万円
準優勝:LowHigh選手(韓国)、同:ドラグノフ/スティーブ、同:45万円
3位:CHANEL選手(韓国)、同:アリサ、同:25万円
4位:Mangja選手(韓国)、同:ロウ、同:14万円
5位タイ:ダブル選手(日本)、同:ロウ、同:8万円
5位タイ:Infested選手(韓国)、同:ニーナ、同:8万円
【チクリン選手】
2019年2月、ひぐちグループと雇用およびスポンサード契約を締結。「遊ING」の屋号で展開するエンターテインメント事業部に正社員として配属された。eスポーツプロライセンス(一般社団法人日本eスポーツ連合=JeSU)は、18年10月に「鉄拳7」で取得。19年12月には公式世界大会「TEKKEN World Tour 2019 Finals」で優勝、21年12月には公式日本大会「TEKKEN Online Challenge 2021: Japan Regional Finals」で優勝。プレイスタイルは「努力の天才」という異名をもつほどのやり込み派。