セガサミーHD、業績予想を上方修正
アミューズメントジャパン2023年11月8日
セガサミーホールディングスは11月8日、2024年3月期第2四半期(23年4月1日から9月30日まで)決算を発表した。売上高は2211億5800万円(前年同期比47.3%増)。営業利益は395億7900万円(同313.4%増)。経常利益は420億6900万円(同242.0%増)。
事業別の売上高は、エンタテインメントコンテンツ事業が1210億8600万円(同3.8%増)、遊技機事業が934億2400万円(同239.3%増)、リゾート事業が60億5700万円(同7.2%増)だった。
第1Qと同様に躍進した遊技機事業では、期中に18万6893台を販売した。内訳はパチスロ機が13万395台(前年同期3万4712台)、パチンコ機が5万6498台(同2万3960台)。『スマスロ バイオハザード:ヴェンデッタ』『Pブラックラグーン4』のほか、『スマスロ北斗の拳』の追加販売が好調だった。
通期業績予想を上方修正
主にパチスロ機の販売が好調だったため、同日に通期業績予想を上方修正した。上方修正後の通期予想は、売上高が4740億円(期初計画比9.5%増)。営業利益が600億円(同9.1%増)。経常利益が630億円(同8.6%増)。
上方修正した遊技機事業の通期計画では、売上高1340億円、26.2万台の販売を見込む。内訳はパチスロ機が17.8万台(期初計画比3.2万台増)、パチンコ機が8.4万台(同0.9万台減)。一部タイトルの販売を25年3月期に持ち越した。
第3Q以降に販売を予定するタイトルは、パチスロ機が『パチスロ甲鉄城のカバネリ(追加販売)』(10月)、『スマスロ北斗の拳(同)』(10月~11月)、『パチスロ交響詩篇エウレカセブン HI-EVOLUTION ZERO TYPE ART』(11月)、『パチスロ ファイヤードリフト』(12月)。パチンコ機が『P頭文字D Non-Stop3000Edition』(10月)、『P真・北斗無双 第4章 下剋上闘』(11月)、『P交響詩篇エウレカセブン ANEMONE』(12月)。
なお現時点では25年3月期の販売ラインナップについて、パチスロ機では需要の強いスマスロ中心にシフト、パチンコ機では主力IPを用いたスマパチの投入を想定しているという。
文=アミューズメントジャパン編集部