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パチンコ業界ニュース

全体売上を伸ばせるチャンスを活かす|アミューズ・ファクトリー アミューズメントジャパン2023年11月6日

現在、パチスロ部門好調を背景に、どの店舗もこの状況に適応し売上を拡大したいと考えているはずだ。しかし、現状を「パチンコ部門の客数UPに取り組む好機」と認識することが重要だとアミューズ・ファクトリーの宮川雄一代表は言う。

アミューズ・ファクトリーが提供している研修テーマは5つに大別できる。第1に、「次世代の幹部育成」のための研修で、これは副店長クラスを対象としたもの。いつの時代でも求められる普遍的なテーマだ。第2に部長~役員層対象の「経営戦略の立案支援」、第3に部長~店長対象の「店舗業績向上のノウハウ」、第4に本社幹部~店長対象の「新規出店ノウハウ、大型化グランドリニューアルの成功ノウハウ」、第5に店長対象の「競合店出店・大型化の迎撃ノウハウ」だ。この第2、第3の支援の必要性の背景には、「業界の現状の認識」がある。

現在、どの店舗もパチスロ部門好調に適応し売上を拡大したいと考えているはずだ。問題は、「パチスロ部門の好調で、落ち込んだパチンコ部門を補おう」と考えているか、「パチスロ部門の売上拡大を核にして、店舗全体の売上を拡大しよう」と考えているかだ。

「私は現状を、全体売上をUPさせるチャンスだと認識しています。ご存じのように昨年の6.5号機の登場からずっと、パチスロの業績を上げやすい環境にあるのです。この波に乗れているご支援先は、3年連続して前年比で売上増を見込めています。これはある程度当たり前の流れで、『機械の力』だけで営業したとしても達成可能です。しかし重要なのは、『いまこそパチンコ部門の売上拡大に取り組むとき』という認識を持つことです」


パチスロ部門が好調と言っても、設置台数で見ればパチンコの方がかなり多い。そのため、シェア差も開きやすい。いまはパチンコ部門がおろそかになっているホールが多いので、そこからお客を奪うチャンスなのだ。目安となる指標のひとつが客数シェアだ。これが変動していないホールは、売上が好調だとしてもライバル店からお客を奪えていないということだ。

「このことに気づいている企業と気づいていない企業では、現状認識が異なるので、経営戦略も営業戦略も異なってきます。スマスロ人気が落ち着いたとき、安定的な客数シェアを獲得しているのはどちらの企業なのか、言うまでもありません」

そのためアミューズ・ファクトリーは、店長層向けの研修では、”遊技機の力以外の要素で客数シェアを高める力“の向上を重要テーマに据えている。

「新規出店ノウハウ、大型化グランドリニューアルの成功ノウハウ」の研修ニーズがあるのは、ホール企業内にこれを経験した人材が少ないため。出店意欲がある企業からの引き合いが増えてきたという。
また、数年前と比べると新規出店が少なくなったとはいえ、他法人に買い取られた競合店舗が増台しグランドオープンするケースは増えている。そのため、これに対抗するための「迎撃ノウハウ」の研修も提供している。

「店長様にも幹部の方にも言えることですが、『現状を認識する力』は非常に重要です。これを誤れば、どんな戦略を立てて施策を推進しても良い結果は生まれません。客数シェアを上げる際に、お客様をどの競合店から奪うかを見極めるのも現状認識力です。こういった基礎スキルの習得を含め、業績を向上できる人材を育成する支援をさせていただいています」

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