認証協が社員総会で新執行部を選任 懇親会で「iクリア ビルバリレスシステム」も初披露
遊技通信2023年9月19日
「iクリアシステム」の供給企業で構成する一般社団法人電子認証システム協議会(認証協、越野友春代表理事)は9月13日、東京・新橋の第一ホテル東京で第20期定時社員総会を開催。役員改選では新執行部を決めたほか、総会後の懇親会では来年の改刷対応に向けた「iクリア ビルバリレスシステム」もお披露目した。
総会には社員12社全社が出席。事業報告では、iクリアシステムの提供およびスマート遊技機専用ユニットをリリースしたことを報告。また、iクリアシステムの新たな価値創出として、コスト問題や依存問題への導入メリットはもとより、キャッシュレスや遊技場設備の簡素化など、次世代の遊技場環境を見据えたiクリアシステムの検討・検証・解決に取り組んでいくことも確認した。
役員改選では9名の理事を承認。総会後の理事会で越野友春代表理事(常勤)の再任を決めたほか、副代表に中原大輔氏(SUNTAC)が留任、野口博英氏(アイゲート)が昇任した。理事には木原海健氏(大都販売)、長谷川慶氏(名古屋精工)、平井聡氏(JCMシステムズ)が留任したほか、新たに舛本貴司氏(ジェッター)、金海晃和氏(ニューギン・アドバンス)、小原慎氏(常勤、事務局長)を選任された。
挨拶で越野代表理事は「遊技業界はまだまだ厳しい状況にある。スマート遊技機の普及に向け、また設立20周年という節目に改めて再スタートを切っていきたい」と今後の組合運営に対する方針を語った。また、来賓挨拶した全日遊連の阿部恭久理事長は「当初懸念されていたユニット不足等も認証協の理解と努力により、今現在では沈静化している状況にある。全日遊連としても休眠ファンの掘り起こしや新規顧客の獲得に向けた施策をしっかりと打ち出し、パチンコ・パチスロを安心して遊びやすい環境を構築できるよう全組合員ホールと連携して取り組んでいく所存」と述べ、関係団体の一致団結を求めた。
総会後に行われた懇親会には日工組の榎本善紀理事長、日電協の小林友也理事長らも出席。挨拶で榎本理事長は「一歩一歩改善に取り組んでるスマートパチンコの今後に期待してほしい」と述べ、小林理事長は「業界のスマート化という変革の時期に共に邁進したい」と語った。
「iクリア ビルバリレスシステム」を初披露
また、懇親会会場では「iクリア ビルバリレスシステム」を披露。この新システムは「ビルバリレスユニット(iクリアスマートユニット)」と「発券機能付き精算機」で構成し、セット運用することでビルバリ(紙幣識別機)の搭載が不要になるため、来年7月の改刷に向けて大幅なコストカットが見込める。
「iクリアスマートユニット」は液晶を左右に設置でき、スマートパチンコ・スマートパチスロのどちらにも対応する。5インチ液晶、多彩なイルミネーションに加え、業界初となるユニットへのスピーカーも搭載。20以上のフレーズを標準搭載(オリジナルフレーズの実装にも対応)し、様々な場面で音声案内する。また「発券機能付き精算機」は、一度に複数枚のカード購入が可能。離席せず継続して遊技でき、ホール側で上限金額の設定もできるため依存問題にも対応する。