日遊協定例理事会「プレジデントオンライン」に要請文書を発出
遊技通信2023年9月15日
日遊協は9月14日、8月21日に移転した新事務所において、令和5年度第3回定例理事会を開催し、理事会終了後にオンラインを併用した記者会見を開催した。
冒頭の挨拶で西村拓郎会長は、8月23日に「マルハン厚木北店」の立体駐車場で発生した火災について、韓裕副会長から説明があったことを報告。西村会長は、「マルハンは業界のリーディングカンパニーであり、迅速な対応をして頂いた。具体的な原因究明については、警察と消防が調査をしているところだが、幸い人的被害はなかったとのことで安堵している」と述べた。
報告案件では、プレジデント社が運営するプレジデントオンラインに掲載された「『パチンコ依存→借金→コンビニ強盗』という悪循環…世界でも類を見ない『ギャンブル大国・日本』という現実」への対応が報告された。
日遊協事務局は、「記事は平凡社の新書『ギャンブル依存 日本人はなぜ、その沼にはまり込むのか(染谷一著)』からの引用という形を取っているが、内容は非常にデータが古く、パチンコ業界の取り組みに全く触れられていない」と指摘。業界人にとってはショッキングな内容になっており、誤解や偏見を招きかねない記事を修正してもらうために、21世紀会の代表者名による要請文書をプレジデントオンライン編集部に発出したことが報告された。
この記事については、公立諏訪東京理科大学の篠原菊紀教授が「これが2023年の記事か!唖然!PRESIDENT ONLINE」(https://note.com/s96hige/n/n68cfecddd01f)というコラムを掲載している。
報告案件はこのほか、広告宣伝情報提供システムにおける是正勧告事例についての報告が行われた。
今回挙げた事例は13あり、8月末時点の処理件数は110件、是正勧告は33件で、全て是正済となっている。