第18回社会貢献大賞に神遊協「ウクライナ避難民支援事業に対する支援」事業
遊技通信2023年7月21日
一般社団法人パチンコ・パチスロ社会貢献機構(宮廻正明代表理事)は7月20日、都内新橋の第一ホテル東京で社会貢献大賞の表彰式と助成金贈呈式を開催した。
社会貢献団体機構は平成17年、全日遊連が中心となって傘下組合や組合員ホールの社会貢献活動を顕彰するために設立、2019年にそれまでの名称から現在の「パチンコ・パチスロ社会貢献機構」に変更した。表彰式ならびに助成金の贈呈式は今回で18回目を迎える。
今年の社会貢献大賞には26都府県方面組合から60件の申請が寄せられ、3月の第1次審査委員会と4月の審査委員会で審査を行った結果、大賞には神奈川県遊協の「神奈川県が行うウクライナ避難民支援事業に対する支援」が選ばれた。
神奈川県遊協は、ロシアによる侵攻を受けで神奈川に避難してきたウクライナ人の避難民支援に取組む県に対し、県営住宅5部屋分で使用するテーブルや椅子、冷蔵庫、洗濯機、寝具などを贈呈するなど、迅速な対応が高く評価された。
宮廻代表理事(左)から記念のトロフィーを贈呈された伊坂理事長(右)
大賞を受賞した伊坂重憲理事長は、「神遊協の支援事業は、新聞や地元テレビ局でも大きく報道されたことで多くの企業、団体の方々にウクライナの実情が認知され、その後の支援活動の呼び水になったと思っている。私たちの業界は、大変厳しい経営環境の中にあるが、パチンコ・パチスロが大衆娯楽として支持され、必要とされる産業として認められるように、社会貢献活動の灯火を絶やすことはできない」と述べ、今後も社会貢献活動を積極的に継続していく意向を示した。
部門別の最優秀賞には、都府県方面部門に愛知県遊協の「安全・安心なまちづくりを目的とした継続的な防犯カメラ設置支援事業」、支部組合部門に岩手県遊協・盛岡遊技業組合青年部会の「こども食堂への食料品配布支援事業」、組合員ホール部門に株式会社新和ホールディングスの「札幌医科大学付属病院に対する教育や医療の支援事業」が選ばれた。
当日は共同助成、一般助成、特別助成、特命助成の認定証贈呈式も行われ、18団体に計3,114万円の助成を行った。
閉会にあたり挨拶した松尾道彦理事(全日遊連副理事長)は、「今回の助成は依存問題や子どもの健全育成、災害復興支援だけではなく、コロナ禍のなかでSDGsの視点からより良い社会を作ろうと活動する団体にも助成をさせていただいた。今後も世相を敏感に反映しながら必要な分野への支援を行っていく」と述べた。