全商協が総会 中村理事長を再任
アミューズメントジャパン2023年6月16日
全国遊技機商業協同組合連合会は6月12日、ヒルトン東京お台場で通常総会を開催した。中村昌勇会長は冒頭の挨拶で前年度に開催した全国指導員研修会に言及し、「第一回目の研修は、各地区遊商から選出された選出された16名が受講した。本年度も同様に研修会を開催し、全国の現場で働く遊技機取扱主任者の技術向上と、業界に必要とされる人材育成のため尽力していく」と意欲を示した。
任期満了に伴う役員選任では理事・監事22人を選任。総会後の理事会で中村会長を再任した。中村会長は再任の挨拶で「いま全国の販社のみなさんがとても厳しい状況にあると思う。みなさんと協力して、なんとか我々の業を守っていく環境を作っていかなくてはいけない。1期2年間、みなさんの協力をいただきたい」と呼びかけた。
総会の冒頭では警察庁生活安全局保安課の坂ノ上圭佑課長補佐が松下和彦課長の挨拶を代読。「中古機流通システムにおかれては、社会情勢の変化の影響を受け、各書類のペーパーレス化、遊技機取扱主任者の残業時間等に係る労働環境の改善、トラック運転手の2024年問題など、各種の課題が顕在しているものと承知している」と課題を挙げ、「警察としては、今後とも業界の皆様のご意見やご要望に真摯に耳を傾けながら、こうした課題の対処に向けた業界の取り組みをしっかりと支援していきたい。引き続き、中古遊技機の健全な流通を確保していただくとともに、持続可能な流通システムの構築にも努めていただきたい」と要請した。
なお、2022年度のぱちんこ中古遊技機の確認証紙の交付は、件数で35万5426件(前年比74.9%)、台数で53万7585台(同70.0%)だった。