全商協通常総会 役員改選で中村会長を再任
遊技通信2023年6月13日
全商協は6月12日、都内港区のヒルトン東京お台場で第35回通常総会を開催し、任期満了に伴う役員改選で中村昌勇会長を再任した。
冒頭に挨拶した中村会長は「昨年11月にスマスロ、今年4月にはスマパチの導入が開始され。新規ユーザーの掘り起こしやスリープ層の呼び戻しにも大きな期待を寄せているので、我々は引き続き、遊技機の適正な流通を通して、遊技をする楽しさをユーザーの皆様にお伝えする橋渡しができるように努力していく」と述べ、組合活動への理解と協力を求めた。また、遊技機取扱主任者のスキルアップを図る「第1回全国指導委員研修会」を開催したことを受けて、今年度においても同様に研修会を開催し、業界として必要とされる人材の育成に尽力していく意向を示した。
来賓挨拶では、警察庁生活安全局保安課の松下和彦課長の書面を同課の坂ノ上圭佑課長補佐が代読。「新型コロナが5類に移行したことで社会経済活動が正常化されつつあるが、業界においても脱コロナの動きに加えてスマート遊技機の導入により新たな段階を迎えているものと承知している。この新たな遊技環境を健全なものとしていくためには、 中古遊技機を適正に流通させることが必要不可欠となるので、健全な流通を確保し、持続可能な流通システムの構築にも努めて頂きたい」と要請した。
議案審議では4議案を原案通り可決承認。事業報告では、パチンコ遊技機の中古機に貼付する確認証(紙)の交付状況について、件数で35万5426件、台数で53万7585台となり、前年比で件数が74.9%、台数が70.0%の減少。認定機は、件数で13万7478件(前年比105.1%)、台数で32万1549台(同134.1%)となったことが報告された。
総会終了後に開催された懇親会では、全日遊連の阿部恭久理事長、日遊協の西村拓郎会長、日工組の榎本善紀理事長、前参議院議員の木村義雄氏が祝辞を述べ、日電協の小林友也理事長が乾杯の挨拶を行った。