九州遊商が通常総会、新理事長に國分寿人氏を選出
遊技通信2023年6月1日
九州遊技機商業協同組合(九州遊商、岩下卓世理事長)は5月30日、福岡市内のホテルオークラ福岡で第35回通常総会を開催し、任期満了に伴う役員改選で新理事長に國分寿人氏を選出した。
冒頭に挨拶した岩下理事長は、直近4月の中古流通台数は前年同期比で65%、認定申請件数は31%と大幅に減少しているとし、中古遊技機を取扱う販社は厳しい状況に置かれているが「過度な安売りや中古機流通に伴う費用を下げて仕事をとる行為は他の組合員に迷惑をかけるばかりでなく、点検確認の手抜きにつながりかねないため、そうした行為は絶対にないようお願いしたい」と述べた。
永年功労者4名への表彰のあと議案審議に入り、事業報告では、九州遊商の昨年度の証紙発給状況が報告され、確認証紙発給枚数は7万4883枚、稼働実績累計4万7137件・7万4689台で、前年度対比で件数は70%、台数は76%。また、認定証紙発給枚数は4万4675枚、稼働実績累計1万8650件・4万4539台で、前年度対比で件数が118%、台数は139%だったことが報告された。
任期満了に伴う役員改選は選挙で行われ、役員17名、監事2名を選出。理事会にて國分理事長ほか、副理事長に岩下卓世氏と有田帝圭氏、専務理事に石山敬達氏、会計理事に武下俊治氏とする新執行部体制を決めた。
就任挨拶で國分新理事長は「厳しい状況だからこそ、考えなければならないこと、解決しなければならないことが多々ある。理事一同、知恵を絞りながら様々な問題提起、問題解決を行っていきたい」と抱負を述べた。