自動補給組合が総会、スマート遊技機向けHC-BOX供給に安定の兆し
グリーンべると2023年5月30日
玉補給システムおよびホールコンピュータの製造会社で組織される遊技場自動補給装置工業組合(入江良一理事長)は5月29日、名古屋市内の遊技機会館で第47回通常総会を開催した。
冒頭挨拶で入江理事長は、令和4年度(2022年4月~23年3月)中の玉補給装置の許諾証発給件数が前年度比約4割減となる359件(コンピュータのみ163件)と厳しい状況にあり、脱退1社、現状の組合員数27社であることを報告した。
一方、スマート遊技機に必要となる『HC-BOX』については、「昨年11月からスマスロ、本年4月からはスマパチがリリースされ、特にスマスロは好調な動きと聞いている。HC-BOXについては電子部品の供給不足により、納期でご迷惑をお掛けしていたが、多少改善の兆しが見えてきた。順次安定した供給ができるよう、製造元と連携して準備していきたい」と安定供給に努めることを強調した。
来賓として挨拶した日本遊技機工業組合の木岡保雅専務理事は、スマートパチンコの稼働状況が伸び悩んでいることを受け、近日中に内規改正を実施することを明らかにした。
議案審議では、上程されたすべての議案を満場一致で可決・承認し、任期満了に伴う役員改選では、入江理事長の続投(2期目)を決定した。
総会後には、補給組合の秋田光勇理事が同組合に加え、遊技場メダル自動補給装置工業会(大泉政治理事長)、遊技場自動サービス機工業会(木原茂成理事長)の設備系3団体が統合に向けた検討を始めることについて説明した。
■役員体制(敬省略)
理事長 入江 良一(㈱三和商会)
副理事長 木原 海鵬(大都販売㈱)
理事 秋田 光勇(㈱エ-ス電研)
理事 小林 友也(㈱北電子)
理事 高橋 哲(㈱三共)
理事 柳 秀明(㈲日商)
理事 矢部 伸一郎(㈱京楽)
理事 野村 佳弘(㈱SUNTAC)
監事 梁川 雄太(㈱竹屋)
監事 樋口 昌男(㈱中京遊技)
▼参考記事
日工組、スマートパチンコの「内規改正」へ
https://web-greenbelt.jp/post-72442/
パチンコ業界の設備系3団体、統合を検討へ
https://web-greenbelt.jp/post-72456/