業界13団体の賀詞交歓会が3年ぶりに開催
遊技通信2023年2月1日
業界13団体共催によるパチンコ・パチスロ産業賀詞交歓会が1月31日、3年ぶりに東京・新橋の第一ホテル東京で開催された。
冒頭に13団体を代表して挨拶した全日遊連の阿部恭久理事長は、昨年発表のレジャー白書における参加人口は720万人と微増ながら依然として厳しい状況にあり、店舗数の減少が加速している状況に歯止めをかける必要があるとした上で、スマート遊技機について「新しいファンの支持が拡大する起爆剤になってくれるよう切に願う」と述べた。また、ギャンブル等依存問題に真摯に取り組みながら、余暇に足を運んでもらう空間としてファンに癒しと楽しみを提供するために「業界がまとまり、全体を見渡す広い視野を持って私たち産業の未来を考える必要がある。健全な娯楽、また日本の文化として国民から評価されるパチンコ・パチスロ業界を構築していきたい」と語った。
続いて挨拶した日工組の榎本善紀理事長は「今年4月にスマパチも登場する。スマート遊技機を起爆剤に、広告宣伝を含めた様々なかたちで集客力を上げてファンを増やしていく年にしたい。ここまで減ってしまったファンを1人でも増やすために、オールパチンコ・パチスロ業界で今年も頑張っていきたい」と述べた。
さらに日電協の兼次民喜理事長は、スマスロの登場は長く低迷したパチスロの稼働向上の一大転機となり、6.5号機も想像以上にプレイヤーに支持されたとした上で、「遊技業界は依存問題の対処克服はもちろん、プレイヤーの思考、世論の動向を見極めた、新たな視点に立った機敏な対応が求められている。遊技業界に関わるすべての皆様と様々なかたちで情報共有に励み、時代に適した遊技業界のあり方を模索し、皆様とともに明るい未来につなぐ好機の年にしていきたい」と語った。
来賓挨拶では、警察庁保安課の松下和彦課長が「皆様方には広告宣伝、のめり込み・依存症対策をはじめ、健全化に向けた取組みを精力的に進めていただいている。本年も引き続き、地域のお客がリアル空間における健全な娯楽として安心して楽しめる空間を作っていただければと期待している。今年も引き続き良いコミュニケーションを図りながら行政を進めていきたいと思う」と述べた。