平和 2023年第1四半期決算、パチンコ機の販売台数増と人件費減少により利益面が大幅に改善
遊技日本2022年8月4日
平和は8月4日、2023年3月期の第1四半期決算を公表した。それによると売上高は前年同期比8.4%増の347億31百万円、営業利益78億55百万円(同79.9%増)、経常利益78億27百万円(同80.7%増)、純利益53億33百万円(同103.4%増)。利益面では主にパチンコ機の販売台数増に伴う売上原価の低減と、前期に実施した希望退職制度により人件費が減少したことにより、前年同期比で大幅に増加した。
遊技機事業の売上高は97億85百万円(前年同期比7.3%増)、営業利益は23億32百万円(同2,909.9%増)。パチンコ機は新規タイトル「麻雀物語4」、前期に発売した「ルパン三世 2000カラットの涙」など、1.7万台(前年同期比9百台増)を販売。パチスロ機は業界初の6.5号機「キャッツ・アイ」、前期に発売した「主役は銭形3」など、6千台(同5百台減)を販売した。パチスロ機の販売台数は伸び悩んだが、パチンコ機の販売台数が増加したため、売上高は微増。利益面では主にパチンコ機の販売台数増、売上原価の低減により売上総利益が増加したこと、並びに前期に実施した希望退職制度により人件費が減少したことにより、前年同期比で大幅に増加した。なお、通期ではパチンコ機8万8千台、パチスロ機4万2千台の販売を見込んでいる。
ゴルフ事業の売上高は249億45百万円(前年同期比8.8%増)、営業利益は62億52百万円(同30.3%増)。前期に取得したゴルフ場の貢献や記録的に短い梅雨であったことにより引き続き需要が高く推移した。
通期の見通しについては従来予想を据え置き、売上高1,380億円(前期比13.5%増)、営業利益207億円(同102.2%増)、経常利益200億円(同91.1%増)、純利益133億円(同506.4%増)と予想している。